手染めならではの色の重なりが魅力。「HOLLY GRANT PATTERN」の巾着バッグ

春が近づくと、自然と明るい色のアイテムに目が行くようになりませんか?手染めの布でファッション小物を作る「HOLLY GRANT PATTERN(ホリーグラントパターン)」には、華のある色合いのアイテムがたくさん。特に巾着型のバッグは、その形と染色ならではの色の重なりが、装いのポイントになってくれますよ。
 まどか

一つひとつが異なる表情を見せる手染めのアイテム

さまざまな技法で染めた布を用い、ファッション小物やアクセサリーを展開するブランド、「HOLLY GRANT PATTERN(ホリーグラントパターン)」。大野聖子さんがデザインから手染め、縫製までを一貫して行っており、同じ型紙で作られたアイテムでも、色や模様がすべて異なり、ふたつとして同じものはありません。

ロープの持ち手もアクセントになる色鮮やかな帆布のバッグ

特に私が惹かれたのが、巾着の形をしたバッグ。大野さんが「palette」と名付けた染め模様で、絵を描くときに使うパレットのように複数の色が乗っています。その色がにじみ、混ざり合うことで生まれた模様は表情豊か。眺めていて飽きることがありません。

こちらは、薄手の11号帆布に青や赤の色が広がる巾着バッグ。くっきりとした色合いがシンプルな服装にも華を添えてくれます。
ロープの持ち手も印象的で、手持ちでも、肩掛けにしても使えるちょうどよい長さ。巾着は口を絞れば中身が見えてしまうのを防げると同時に、クシュッと丸まった可愛らしい形になります。マチもあるので、お財布や手帳などはもちろん、500mlのペットボトルも入りますよ。

革紐が大人っぽさを演出するショルダーバッグ

同じく11号帆布を使用したショルダーバッグは、巾着を絞る紐が肩紐に。3mmほどの細さの革紐が大人っぽく上品な印象で、明るい色の染め模様をぐっと引き立ててくれます。
マチなしのスリムなフォルムはお財布やスマートフォンなど、最低限のものだけ持ってお出かけというときにぴったり。バッグインバッグのように、ほかの大きなバッグの中で小物を整理するのにも使えそう。

滲みも特徴のデニム生地バッグ

ホワイトのデニム生地を使用したものもあります。デニム生地をpalette模様に染めると、帆布よりもじんわりと滲んだ模様になるそうで、柔らかな色の広がりが楽しめます。
こちらは、落ち着いた朱色にブラウンやグレーが混ざり合う珍しい色の組み合わせが目を引く巾着バッグ。マチはありませんが、大きめの作りで、口を絞らない状態ならA4サイズの書類も入ります。荷物に合わせて、口を絞らないフラットなバッグとしても使えますよ。

手仕事ならではの風合いや表情を感じて

ご紹介したバッグは、どれもシンプルな1枚仕立てで裏地が付けられていません。それにより、光に透かしたときに染めのムラや濃淡があらわになり、プリントとは一味違う奥深い表情が感じられるようになっています。ぜひ手に取って、手染めならではの風合いに触れてみてはいかがでしょうか。

大野さんは、手染めされたアイテムを暮らしの中で気軽に使ってもらいたいと考えているそう。バッグ以外にもストールやポーチといった小物や、イヤリング・ブローチといったアクセサリーなど、手に取りたくなる色とりどりのアイテムを揃えています。オンラインショップから購入することができるので、ぜひチェックしてみてください。

photo / HOLLY GRANT PATTERN

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