そこには本物と見紛う街並みが。建築材のモルタルでできた「Motif」のプランター

ビルやマンションの壁・床などに使われる建築材料の「モルタル」。それを素材として、まるで本物の建物のような佇まいを感じさせる「Motif(モチーフ)」シリーズのプロダクト。数あるアイテムの中から今回は、グリーンを育てることによって経年変化も楽しめるプランターをご紹介します。
 ひの

モルタルでできた、本物の建物のようなプランター

クラフトマンの佐藤 延弘(さとう のぶひろ)さんがデザインと製作を手がけ、ほかにはないアイデアでさまざまな暮らしのアイテムを展開している「Pull Push Products.」。今回ご紹介する「Motif(モチーフ)」も、そのプロダクトシリーズのひとつです。実際に壁や床などに使用されている建築材料の「モルタル」を素材とし、まるで本物の建物のようなデザインのアイテムを数多く展開中。この手に持っているものは、実はプランターなんです。

その名も「MANSION PLANTER」

中にグリーンを入れたものがこちら。「MANSION PLANTER」と名付けられたこのプランターは、ガラス窓があり階段があり、その名の通りまるでマンションのよう。その上部からグリーンが伸びるさまは、都会の人々を癒す屋上庭園を連想させますね。階段部分は排水穴になっていて、水やりのたびに階段の上をちょろちょろと水が流れる姿が愛らしげ。

3本のパイプがまっすぐに伸びる「PIPE PLANTER」

こちらは「PIPE PLANTER」。そびえ立つビルのようなデザインのプランターの下部に伸びているのは、3本の排水パイプ。先ほどご紹介したMANSION PLANTERの、水が階段を流れ落ちる様子とはまた違い、まっすぐ下に水が落ちるようになっています。都会の街中にあふれている冷たい質感のモルタルで作られたプランターですが、静かに落ちる水の動きによって、なんだか生命力に満ち溢れた印象を感じさせます。

美しさといびつさの対比が魅力の「ARCH PLANTER」

最後にご紹介するのがこちら。足元がアーチトンネルの形状になった「ARCH PLANTER」です。丸くくり抜かれたアーチ部分にお気に入りの小物を置いて飾るのも素敵。また、Motifのアイテムは木型を用いた独自の形成方法で制作されるのですが、こちらのプランターの上部には、木型にモルタルを流した際にできる自然な形がそのまま残されているのだそう。美しい弧を描くアーチと、素朴さが残るいびつな山が、お互いの特徴を引き立てています。

並べるとまるで本物の街並みが存在しているかのよう

ひとつだけでも絵になるプランターですが、いくつも並べてみると、そこにはまるで本当の街並みが存在しているかのよう。土を入れ、水をやり、植物を育て続けることで経年変化が生じ、この小さなアイテムたちも実際の建物と同じように雰囲気が変わっていきます。ひとつの植物と向き合うと同時に、その表情が深まっていく様子も楽しんでみては?

今回はプランターをご紹介しましたが、ほかにも置き時計や鏡、キャンドルホルダーなど、モルタルでできたプロダクトがたくさん。無機質ながらもぬくもりを感じる唯一無二のアイテムたちを、ぜひ一度ご覧になってみてください。

photo / Pull Push Products.

Pull Push Products.(プルプッシュプロダクツ)

京都市右京区鳴滝嵯峨園町2-1
TEL・FAX:075-462-5610

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