タオルの魅力を新発見!触って拭いて試せる東神田「モラルテックス・ラボ」
当たり前のように身近にあって、毎日、直に素肌に触れるもの…タオル。身近すぎてじっくり考える機会がないかもしれませんが、実はタオルって、とっても奥が深いんです。そんなタオルの魅力を再発見できる「モラルテックス・ラボ」をご紹介します。
- 2018.9.10
- インテリア・生活雑貨
老舗タオル商社のノウハウを生かした注目のブランド
もしかすると、人が生まれて一番最初に身を包むのはタオルかもしれません。その後も、朝は洗顔後にフェイスタオル、日中の手洗いではハンドタオル、ジムではスポーツタオル、お風呂上がりにはバスタオル、中にはタオルケットをかけて寝ている人もいるでしょう。そんな風に、私たちの生活に欠かせないタオルなのに、貰ったものや、何年も前に買ったものを無造作に使っている人が多いのでは?毎日使うものだからこそ、用途によって使い分けたり、自分の気に入った手触りのタオルを使いませんか?
「モラルテックス」は、老舗のタオル商社の3代目、鳥山兄弟が立ち上げたタオルブランド。彼らが惚れ込んだタオルメーカーの東京青梅ホットマン社と連携し、こだわりのタオルを生み出しています。
「モラルテックス」は、老舗のタオル商社の3代目、鳥山兄弟が立ち上げたタオルブランド。彼らが惚れ込んだタオルメーカーの東京青梅ホットマン社と連携し、こだわりのタオルを生み出しています。
産地直送!?地球にも人にも優しいこだわりのタオル
モラルテックスでは、原料から製造まで、タオルが誕生するまでの工程をとても大切にしています。たとえば原料となる綿は、カリフォルニア州のピマ綿を採用。「綿は農産物なので、環境負荷のことも考えなくてはいけません。また日本では綿花の栽培が難しいので、輸入に頼らざるを得ないのが現状です。しかし、世界のコットン生産現場では、多くの子供達が劣悪な環境で働かされているという児童労働問題や、さらには環境負荷(農薬)などまだまだ課題が多いのも現状です。ですから、どんな場所で、誰がどんな風に作っているのかを見たくて、直接カリフォルニアの綿花畑まで足を運びました」と、鳥山貴弘社長。さらにモラルテックスのメイン商品のタオルを作るにあたり、鳥山社長は綿花を輸入する会社、それを糸にする会社、さらにタオルを作る会社に実際に訪れたと言います。「産地直送じゃないですが、作り手の顔が見える安心して使えるタオルを作りたかったんです」(鳥山社長)。
カフェを併設したオシャレな空間で、タオルに触れる
こうして誕生したタオルを、より多くの人に知ってもらうために誕生したのが「モラルテックス・ラボ」。ラボ(研究室)と聞くと堅いイメージを持つかもしれませんが、実際は自家製マフィンや、淹れ立ての珈琲などが楽しめるカフェを併設した明るい空間。ラボの一角に設置されたおしゃれな洗面台には洗い立てのタオルが数種類用意されていて、誰でも手を洗って拭き心地を試すことができます。「触ってもらうと分かるんですが、うちのタオルは店頭で並んでいるような新品の状態だと少し固いんですよ。それは、不純物を全て取り除いているから。でも、洗うとパイルが立ち上がって、ふわっとするし、余計なものがついていないので吸水性もいいです。その良さを分かってもらうために、洗い立てのタオルを体験していただいています」(鳥山社長)。
ラボではオリジナルタオル以外にも、鳥山社長がオススメするブランドのタオルを購入することができるほか、奥にあるカフェでお茶や食事を楽しむことができます。お茶をしたついでに、友達へのプレゼントにタオルを購入するといった人もいるのだとか。また、不定期でさまざまなイベントを開催しているので、気になる方はホームページでチェックしてみてください。
天日干しは厳禁。正しいタオルの洗い方&干し方
ところで奮発していいタオルを買ったのに、すぐにゴワゴワになってしまったり、吸水性がいまひとつと感じたことはありませんか?それは、タオルの洗い方や乾かし方に問題があるかもしれないそう。
「まず洗い方ですが、タオルをふんわりさせたくて、柔軟剤を使う人が多いと思いますが、柔軟剤は、薄い油の膜で繊維を覆うような状態になるため、吸水率が悪くなります。また、繊維がすべりやすくなるので、編み目が緩んでしまい、タオルがよれたようになったり、場合によっては穴があいているような状態になることも。いいタオルならば、洗うだけでパイルが立ち上がり、ふわっとするので、柔軟剤を使う場合は洗濯10回につき1回程度で十分です」(鳥山社長)。また、柔軟剤が繊維の間に入り込み、しっかりすすげていないと、カビがはえてタオルが黒ずんでしまうこともあると言いますから気を付けたいですね。
(上の写真は、左が洗う前、右が水で柔軟剤を使わずに洗ったタオル。水洗いだけでこんなにふんわり)
「まず洗い方ですが、タオルをふんわりさせたくて、柔軟剤を使う人が多いと思いますが、柔軟剤は、薄い油の膜で繊維を覆うような状態になるため、吸水率が悪くなります。また、繊維がすべりやすくなるので、編み目が緩んでしまい、タオルがよれたようになったり、場合によっては穴があいているような状態になることも。いいタオルならば、洗うだけでパイルが立ち上がり、ふわっとするので、柔軟剤を使う場合は洗濯10回につき1回程度で十分です」(鳥山社長)。また、柔軟剤が繊維の間に入り込み、しっかりすすげていないと、カビがはえてタオルが黒ずんでしまうこともあると言いますから気を付けたいですね。
(上の写真は、左が洗う前、右が水で柔軟剤を使わずに洗ったタオル。水洗いだけでこんなにふんわり)
さらに重要なのが干し方。タオルを清潔に保とうと、天日でカラカラに干していませんか?タオルの原料である綿は、紫外線や過乾燥に弱いので、乾かし過ぎは禁物。理想は陰干しをして、若干水分が残っていると感じる程度で取り込むこと。どうしても、天日干しをしたい場合は、短時間にして、最後は室内で乾かすのがオススメだそうです。乾燥機を使う場合も、設定されている時間より少し早めに止めて、最後は部屋干しで熱を取ると過乾燥を防げるのだとか。
普段、何気なく使っていたタオルも、選び方、洗い方ひとつで、使い心地がよくなったり、長持ちしたり、地球に優しかったりと、いいことが沢山。タオルを通して、人と人を繋げたり、面白い発信をしたりしていきたいという鳥山さんの「モラルテックス・ラボ」に今後も注目です。
photo / モラルテックス、カオリーヌ
モラルテックス・ラボ
東京都千代田区東神田1-2-2
※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
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