夢のような映像美で綴られる。女性の魂の奥深くのリアルに迫る物語『女と男の観覧車』

6月23日(土)公開の映画『女と男の観覧車』は、オスカー女優ケイト・ウィンスレットを主演に迎え、名匠ウディ・アレンが描いた野心作です。人生の切なさを表現し、あくなき理想を求める女性の魂の奥深くに迫る、心ざわめくヒューマンドラマをご紹介します。
 新 麻記子 読者ライター

もっと素敵な人生が待っているはず!

1950年代、ニューヨーク・コニーアイランド。遊園地のレストランでウェイトレスとして働くジニーは、回転木馬の操縦係を務める夫・ハンプティと、自身の連れ子と3人で観覧車の見える部屋で暮らしています。そんな彼女は、平凡な毎日に失望し、夫に隠れて海岸で監視員をしているミッキーと付き合いながら、彼との未来に夢を見ていました。ところがある日、ギャングと駆け落ちして音信不通になっていたハンプティの娘・キャロライナが現れたことから、すべてが狂いはじめます…。

ケイトが、アレンとタッグを組んで新たなる次元へ

本作の主演を務めたのは、ケイト・ウィンスレット。ジェームズ・キャメロンの世界的大ヒット作品「タイタニック」によって一躍スターの座に君臨した大女優です。誰もが共感できる仕事や恋に悩む女性から、時代や運命に翻弄された悲劇のヒロインまでさまざまな演技で人々を魅了してきました。
そんなケイト・ウィンスレットとはじめてタッグを組んだのが、ウディ・アレン監督。これまでに数多くの作品を手掛け、史上最多の24度もアカデミー賞にノミネートされたことで知られています。
アレンの脚本に、ケイト・ウィンスレットの演技が吹き込まれ、鑑賞者の心をざわめかせながら惹きつける、女性の魂の奥深くにリアルに迫る物語が誕生しました。

映像美で描く愛と裏切りの物語

本作品ではケイト・ウィンスレットに匹敵する強者ぞろいの共演者たちにも注目。女心を無邪気に翻弄する海岸の監視員でジニーの恋人役のミッキーには、俳優兼ミュージシャンのジャスティン・ティンバーレイク。ジニーに振り回される夫のハンプティには、脚本家・ミュージシャンとしても活躍するジム・べルーシ。そしてハンプティの愛らしい娘キャロライナを演じるのは、監督に大抜擢されたイギリスの女優、ジュノー・テンプル。
女と男の恋の欲望、嘘と裏切りを乗せて、まわり続ける観覧車。そこから見える景色は、うっとりするほど綺麗だけど、同じ場所を回転するだけでどこにも辿り着けません。
夢のように美しい映像で綴られる、人生の切なさを描いた、名匠82歳の野心作を、ぜひ劇場でお楽しみください。

『女と男の観覧車』

6月23日(土)東京・丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国で大ヒット公開中!
監督:ウディ・アレン
出演:ケイト・ウィンスレット、ジャスティン・ティンバーレイク、ジム・ベルーシ、ジュノー・テンプル
配給:ロングライド

http://www.longride.jp/kanransya-movie/

※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
内容について運営スタッフに連絡

関連キーワード

関連特集