オーガニックフードや音楽とともにスローな夜を。6月19日開催「100万人のキャンドルナイト」

今年で14回目を迎える「100万人のキャンドルナイト」。増上寺ではイベントも行われるので、ご存知の方も多いかもしれません。あなたも少しの間、電気を消して“暗闇のウェーブ”に参加してみませんか?
 酒井 牧子

昼から夜まで楽しめる@増上寺のイベント。

オーガニックのメニューを味わったり、生演奏に耳を傾けたり……。そんな過ごし方ができるのが「100万人のキャンドルナイト@増上寺」です。増上寺は、港区芝公園に位置する寺院。背後にそびえる東京タワーとのコントラストが印象的で、外国人観光客も足を運ぶスポットでもあります。
このイベントを主催するのは、有機野菜や自然食品の宅配サービスで知られる「大地を守る会」と、FMラジオ放送局「J-WAVE」です。イベントには両者の魅力が存分に詰まっていて、境内には、日本各地の生産者が育てたオーガニック野菜のほか、日本製の雑貨や作家手づくりの品々などが並びます。イベント中、おなかが空いたらフードコートへ。おいしく・安心な食材を使ったメニューやクラフトビールなどが味わえますよ。

厳かな雰囲気の本殿がライブステージへ変身。

夕刻になると、本殿に至る階段にいくつものキャンドルが灯されます。ふだんは厳かな雰囲気の本殿がステージに変身し、J-WAVEプロデュースのライブがスタート。今年もゲストが記憶に刻まれるステージを繰り広げます。20時には、みんなのカウントダウンとともに東京タワーが消灯! 会場は一層、幻想的な雰囲気になり、ゲストの歌を聞いて過ごします。
毎年たくさんの人が集まりますが、増上寺でのイベントは、単なるマルシェや音楽ライブではありません。“日本でもっとも成功した草の根環境文化運動”ともいわれる、「100万人のキャンドルナイト」の過ごし方の一つなのです。

電気を消してキャンドルを灯すスローな時間。

「でんきを消してスローな夜を」。100万人のキャンドルナイトは、そんなシンプルな呼びかけから始まりました。決まっているのは、夏至の日に2時間、電気を消してキャンドルを灯すこと。ただ、それだけです。
揺れる灯りのもとで食事をしたり、友だちとおしゃべりしたり、大切な人を思いながら過ごしたり。どこで何をして過ごすかは、人それぞれなのです。
もしかしたら、ふだんの照明が明るすぎると気付いてエネルギーについて考えるかもしれません。もしかしたら、キャンドルの灯りが並ぶお風呂タイムの魅力に気づき、ライフスタイルを見直すかもしれません。

“マイキャンドルナイト”をつぶやいてみよう。

今年の100万人のキャンドルナイトは、SNSを活用することで、より参加しやすいものになっています。
Twitterで事前・当日情報が随時配信されるほか、ハッシュタグをつけて“マイキャンドルナイト”をつぶやくこともできます。また、増上寺のイベントは、スマホで動画中継できるアプリ「periscope(ペリスコープ)」によってレポートされます。そのため、自宅でキャンドルナイトを過ごしながらでも、増上寺の様子を体感することができます。
どこでどんなふうに過ごしても、不思議な連帯感がある100万人のキャンドルナイト。あなたも部屋の電気を消して、キャンドルを灯してみませんか。

photo / 大地を守る会

<100万人のキャンドルナイト>
ハッシュタグ:#100万人のキャンドルナイト

http://candle-night.tokyo/

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