たくさんの時間と想いを込めて。夜空のような色味が美しい「enku」の革財布

上品な藍色が印象的な「enku(えんくう)」の藍染革作品。こちらのブランドは星空をイメージしたものやグラデーションが印象的なものなど、惚れ惚れしてしまうような作品ばかり。一つひとつに時間をかけて丁寧に作られた作品はきっとあなたの宝物になるはず。今回は、特に人気のお財布をご紹介します。
 ゆず

たくさんの時間と労力をかけて作られた藍染革作品

『日本独自の革を創りたい』という想いから作られた藍染革のブランド「enku(えんくう)」。徳島の『すくも』と呼ばれる染料を使い、革を一枚一枚藍染めして、もの作りを行っています。納得がいくまで探し続けた理想の革と藍で作られたこちらの作品は、凛とした上品な雰囲気が特徴的。ブランド名には「驚きや感動は言語の壁を越え、空のように隔たりなく共有しあえるもの。世界中のたくさんの人とそんな“縁”で繋がりたい」という想いを込めて、「enku(縁空)」と名付けたのだそう。「enku」ならではの美しい夜空のような藍の色味は、そんな素敵な願いから生まれています。

藍染は『染める・時間を置く・重ね染めをする』という工程から成り立つもの。「enku」は使用する藍染革づくりにたくさんの時間をかけています。工程の中にある、濯ぎ洗いを何度も行い、落ちやすい弱い藍はすべて落として強い藍だけを残すという、面倒とも思える作業も怠らないのが「enku」のこだわり。染色後は数ヵ月間、革を寝かせてその間に色あせなどのムラがみられると再び染色をし、重ね染めしてさらに寝かせていきます。この藍染工程が終わってから、やっと手作業での縫製が始まるのだそう。この途方もなく長い時間をかけた作業が「enku」の均一で落ち着きのある藍染革作品を生み出しているのです。

たくさんの労力と時間をかけて大切に作られたこちらの作品は、思わず「美しい…」と声に出てしまうほどのものばかり。

藍染革『migaki』を使ったenku定番の長財布

こちらは昔から作られている、シンプルなデザインの定番長財布。使用されている『migaki』という革は、革の表面に磨きをかけ、上品なツヤと手触りを実現しています。海をイメージしながら作られたこちらの作品はカード入れ部分の流線形のデザインが印象的。中央部分がくぼんでいるのでカードも取り出しやすそうですね。

グラデーションに惚れ惚れする『天藍』の二つ折り財布

こちらの作品は『天藍』という技法を使って作られたもの。成層圏のグラデーションをイメージし、染めては乾かし、すすぐという作業を何度も繰り返して作られています。「enku」独自の美しい色味の移り変わりは、うっとりと眺め続けてしまいそう。二つ折り財布のフォルムやコイン入れがちょっぴり変わっていて可愛らしさも感じます。

まるで星空のような『数多』のコインケース

最後はこちらの『数多』シリーズの作品。満点の夜空を見ているかのようなデザインは“撒き蝋”という技術を使って表現されています。“撒き蝋”とは蝋の防染効果を利用して、点描を施す技法のこと。型はシンプルなので、かさばらず使える便利なひと品です。ほかではなかなか出会えない色味とデザインがとても美しいので、毎日持ち歩く宝物になりそうですね。

今回ご紹介した作品たちは「enku」の中でも人気のものをご紹介させていただきました。気になった方は是非HPなどでチェックしてみてくださいね。
今年も残り少なくなってきましたが、今年一年を頑張った自分へのプレゼント・大切な方へのプレゼントに「enku」の藍染革作品はいかがでしょうか。

photo / enku

「enku(えんくう)」

http://enku.comfortable-time.com/index.html

「enku」 onlineshop

http://enku.buyshop.jp/

※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
内容について運営スタッフに連絡

関連キーワード

関連特集