ベーグル好きに一目置かれる、焼き立てを楽しめるベーグル専門店「Kepobagels(ケポベーグルズ)」

ベーグル好きから一目置かれていると評判なのが、京王線上北沢駅近くにある「Kepobagels(ケポベーグルズ)」。電車を乗り継いででもわざわざ訪れたくなるおいしさの秘密はなんなのでしょうか?
 Kotake Aki

看板メニューは、和ベーグルとニューヨークベーグル

もちもち、むっちり、ちょっと変わった歯ごたえのあるものとパン好きな店主の山内優希子さんが切り盛りする「Kepobagels(ケポベーグルズ)」。食感にこだわったパン作りをしたいと考えた山内さんは、「パンの食感の面白さや奥深さを追求すべく、皮はむっちり、中身はもっちり。そんな素材の組み合わせを楽しめる”ベーグル”を作ろうと思った」のが専門店をスタートさせた理由だと言います。

お店の看板メニューは、和ベーグルとニューヨークベーグルの2種類です。店内には毎日焼き上げる20種類近い和ベーグルと9種類のニューヨークベーグル、ベーグル生地を応用した食パンなどがずらり。そしてショーケースにはおいしそうなベーグルサンドイッチが並びます。どれもおいしそうで、あれこれ試してみたくなります。

山内さんが考案した“和ベーグル”って?

ほかでは味わえないと評判なのが和ベーグルです。国産小麦と麹由来の天然酵母を使うオリジナルベーグルで、山内さんが考案しました。もちもちした弾力をより味わえるのが、酵母量を4%、6%、10%と変えた3種類のプレーンです。「酵母の量が多くなるほど柔らかな弾力を楽しめます。噛み応えがあるのが4%、10%は柔らかいお餅のようにもちもちした食感を味わえる」と言います。

そのほかには、大豆や黒ごまなどを練り込み、京都の白みそをトッピングされた五穀みそ190円や、きなこをたっぷり巻き込んだきなこ180円など、日本人の味覚に合う身近な素材を使ったものがメイン。

「国産小麦を使い、米・麦・大豆といった麹由来の天然酵母で発酵させています。そのせいか黒豆や野沢菜など、和菓子の素材やごはんのおかずになるものが合う。和ベーグルは電子レンジで温めて食べるのがおすすめ」だとか。

本場さながらの味わいを楽しめる、ニューヨークベーグル

もう一つの看板メニューが、ニューヨークベーグルです。北米産の小麦と生イーストと使ったベーグルは、高温のオーブンで直焼きします。その食感は、皮はバリッと焼き上がり、中身はしっとり。

レーズンを生地に練り込んだシナモンレーズンやけしの実にたまねぎ、白ごま、にんにく、塩をトッピングしたエブリシング、はちみつを練り込んだ全粒粉入りの生地にオーツ麦をトッピングした、はちみつ全粒粉など、ベーグルの本場といわれるニューヨークの伝統的製法を再現しています。

サラダやハムを挟んでサンドイッチにしたり、トーストにしたりしていただくのがおいしい食べ方。値段はどれでも160円。「値段が同じというのも本場をまねた」と山内さん。こんなところからも山内さんのこだわりを感じます。

人気の理由は山内さんのこだわりでした

「焼き上がりのベーグルを手に入れることも人気の理由」と教えてくれたのは、隣町からわざわざ訪れたという常連さん。和ベーグルが焼き上がるのは、1回目は9:00~9:30頃、2回目は13:00~15:30頃。ニューヨークベーグルは、1回目は9:00~11:30頃、2回目は15:30頃。

取材中にもひっきりなしにお客さんが訪れ、たくさん買い込んでいきました。ベーグルはラップに包んでからジップロックなど密封袋に入れて冷凍すれば、約1カ月はおいしく食べられるそう。そのためたくさん買っても問題なし。

ちなみに通販も行っているので、なかなかお店まで足を運べない人はHPを利用するのもおすすめです。百聞は一見に如かず。人気の理由を味わって探ってみては?

photo / キムラミハル

Kepobagels(ケポベーグルズ)
住所/東京都世田谷区上北沢3-17-8
℡03-6424-4859
営業時間/9:00~19:00 月曜(祝日の場合は営業)、火曜定休
アクセス/京王線上北沢駅南口より徒歩3分

http://www.kepobagels.com

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