夏の食卓に美しいみずみずしさを届ける竹中悠記さんのガラス作品
やさしい色彩を纏った作品を制作している、ガラス作家の竹中悠記(たけなかゆうき)さん。竹中さんの作品作りに用いられているのは、フランス語で“硝子の練り粉”という意味を持った『パート・ド・ヴェール』と呼ばれる技法。細かく彫られた模様によってできあがる、透明感あふれる作品たちをご紹介します。
- 2017.5.31
- インテリア・生活雑貨
透明感にあふれたガラス作品に思わずうっとり
竹中悠記(たけなかゆうき)さんは、ふんわりとやさしい色彩を纏ったガラス作品を制作している作家さんです。フランス語で“硝子の練り粉”という意味を持った『パート・ド・ヴェール』と呼ばれる技法を使って生み出されるその作品たちは本当に綺麗で、うっとりするほどの透明感。この夏の食卓に、涼しげなみずみずしさを届けます。
細かい模様が彫られた型で制作
わたしたちにはあまり耳馴染みのない『パート・ド・ヴェール』という技法。粒、または粉末状のガラスを型の中で溶融して成型するのだそうです。竹中さんが制作する型には細かい模様が彫られ、これだけでもなんだか雰囲気のあるたたずまい。これがあの美しい器たちに施される模様の基となります。
これが、石膏に絵付けをした段階なんだそう。これまた雰囲気が違い、この段階でもなんだか可愛らしいですね。模様は完全に決定させてから描くのではなく、絵付けの作業をしながら決めていくのだそう。色選び・配置のバランスや、丁寧で繊細な手仕事にセンスを感じずにはいられません。
さまざまな表現で生み出されている鮮やかな世界観
そうして出来上がる、つややかな作品たち。透明な器の中に、まるできらめく宝石の粒が並んでいるかのようですね。まるやさんかく、直線、曲線など、さまざまな表現でひとつの世界観が生み出されています。その器たちを並べると、更にその美しさに引き込まれていきそう。ひとつだけではなくいくつも集めたくなってしまいます。お皿としてはもちろん、インテリアとしてお部屋に飾っておくのも素敵。
上品な印象に仕上がる、金彩を施したバージョン
こちらは、小皿の口元に金彩を施したバージョン。涼やかな色彩の縁でやわらかく光るゴールドが全体を少しだけ引き締めて、いつものものとはまた違った上品な印象に仕上げています。おめでたいお祝い事にもぴったりですね。また、プレゼントとして贈っても喜ばれそうです。
夏の食卓にみずみずしさを届ける透明感
さわやかな透明感で夏の食卓にみずみずしさを届けてくれる竹中さんのガラス作品たちは、パンやお菓子などもよく似合います。ただ、熱いものを乗せると割れてしまうそうなのでご注意くださいね。商品は日本各地のセレクトショップで販売されています。また、個展を開催したりイベントへ参加したりすることもあるそうなので、HPやSNSなどで情報をチェックしてみてくださいね。直接その作品に触れれば、その麗しさの虜になってしまうかもしれません。思わず目を奪われるかわいらしい模様や色使い、そしてその透き通る美しい器たちを見ていると、なんだか心が洗われるような気がします。
「ukiroosh.(ウキルゥシュ)」竹中悠記
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