まるでおもちゃ箱の中に迷い込んだよう。横浜の「ブリキのおもちゃ博物館」
横浜の元町・中華街駅にある「ブリキのおもちゃ博物館」。一歩踏み入れると、まるでおもちゃ箱に迷い込んだような気分になります。明治、大正、昭和時代に日本人が作った精巧でカラフルなブリキのおもちゃをじっくりと堪能できる、独特な雰囲気が魅力的な博物館です。
- 2017.3.31
- アート・カルチャー
横浜にある小さな小さな博物館
みなとみらい線「元町・中華街駅」から徒歩5分程。私は偶然、電柱に貼られた小さな道案内に惹かれて、この博物館を見つけました。たどり着いた洋館は、中に入るとまず昭和時代のおもちゃの売店、その奥にブリキのおもちゃが並ぶ博物館というつくり。博物館の入館料は200円、たった一部屋の博物館ですが、玩具コレクター・北原照久氏が集めたブリキのおもちゃが所狭しと並べられています。
トイ・ストーリーのモデルとなった場所
ブリキのおもちゃ博物館の展示品の多くは、第一次世界大戦後、打撃を受けたドイツに代わって日本で作られたブリキのおもちゃです。日本で作られたおもちゃはとても精巧で、当時海外でも人気だったとのこと。
そのようなハイクオリティなおもちゃがいっぽいの「ブリキのおもちゃ博物館」に足を運んだのは、映画監督のジョン・ラセター氏。「ここのおもちゃは夜になったら動き出しそうだね」といって制作したのが映画『トイ・ストーリー』。そう、この博物館は、トイ・ストーリーのモデルとなった場所なのです。いくつかのおもちゃは実際にトイ・ストーリーに登場しているので、訪れた際にはぜひ探してみてください。
そのようなハイクオリティなおもちゃがいっぽいの「ブリキのおもちゃ博物館」に足を運んだのは、映画監督のジョン・ラセター氏。「ここのおもちゃは夜になったら動き出しそうだね」といって制作したのが映画『トイ・ストーリー』。そう、この博物館は、トイ・ストーリーのモデルとなった場所なのです。いくつかのおもちゃは実際にトイ・ストーリーに登場しているので、訪れた際にはぜひ探してみてください。
独特な雰囲気のブリキのおもちゃ
店員のお姉さんが動かして見せてくれたのは、パンケーキを焼く豚のシェフと太鼓を叩く象のブリキのおもちゃ。緻密な計算がされていて、パンケーキを落としたことはないそうです。現代の複雑なテレビゲームや、皆で盛り上がるボードゲーム、カードゲームなどとは異なり、実にシンプルなおもちゃですがずっと見ていたくなるような独特の雰囲気を持っています。
日本に広がる北原コレクション
ブリキのおもちゃ博物館の展示品はすべて北原照久氏のコレクション。ここ以外には「河口湖 北原ミュージアム」「箱根 北原おもちゃミュージアム」「アリオ柏 北原コレクションミュージアム」でも北原コレクションを見ることが出来ます。
ブリキのおもちゃの独特な世界観をぜひ味わってみてください。中華街や赤れんが倉庫で有名な横浜ですが、この博物館のような隠れ家となっているスポットに足を運んでみるのはいかがでしょうか。気になった方はぜひ覗いてみて下さい。
ブリキのおもちゃの独特な世界観をぜひ味わってみてください。中華街や赤れんが倉庫で有名な横浜ですが、この博物館のような隠れ家となっているスポットに足を運んでみるのはいかがでしょうか。気になった方はぜひ覗いてみて下さい。
photo / きゅうり
ブリキのおもちゃ博物館
〒231-0862 横浜市中区山手町239
Tel 045-621-8710
9:30~18:00(土日・祝日~19:00)年中無休
大人200円/小・中学生100円
みなとみらい線「元町中華街駅」6番出口より徒歩5分
JR根岸線 「石川町」南口より徒歩15分
JR桜木町駅より神奈中バス「元町公園」下車徒歩1分
※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
内容について運営スタッフに連絡