空間も心もスッキリさせる。ミニマリストが欠かさない習慣「引き算リスト」の作り方

新年度を迎える時期には「これがほしい」「あれをしたい」という思いが出てきがち。ですが、シンプルで心地よい暮らしを望むなら、足す前に「何を持たないか」「何をやめるか」に目を向けることが大切です。2026年度を身軽に過ごすために、空間と心の状態を整理できる「引き算リスト」を作ってみませんか。ミニマリスト歴13年の私が続けてきた実践例を紹介します。
 めい

引き算リストを作るメリット

「引き算リスト」とは、買わないもの、やめたいことを書き出したリストのこと。不要なものを明確にすると、本当に必要なものも、自然とクリアになります。

買い物のリストを作る方は多いかもしれませんが、欲しいものをピックアップしていくと、判断が甘くなり、気づけばものは増えていきます。しかし、「これは買わない」「これは持たない」とあらかじめ線を引いておくと、買い物の基準が厳選され、無駄なものを買わなくなるので、すっきり暮らせるのです。

そして、ものと同じく「これはやらない」と決めたことも書き出すと、無駄な行動も減るので、心や時間にも余裕が生まれます。私にとって「引き算リスト」は、ストイックにものを減らしたり、節約したりするものではなく、自分にとっての「必要」「十分」を知るためのものです。

引き算リストの作り方

引き算リストの作り方は、いたって簡単です。

1. お気に入りのノートとペンを用意する
2. ページの左側に「もの」、右側に「こと」について書いていく
3. なぜ買わないのか、なぜやらないのか、その理由やメリットなどもメモしておく

1.のノートとペンの用意は準備段階のようなものですが、ぜひ行っていただきたいです。
引き算リストは単なるチェックリストではありません。買わないもの、やらないことを明確にしていくことが、自分自身と静かに向き合い、思考を整理する時間をもたらしてくれます。
そこで気分の上がるノートとペンを使えば、楽しく取り組めます。自分の本音を丁寧にすくい上げる準備も、引き算リストの大切な要素です。

2.のページの使い方は自由ですが、私は見開きでそのときに考えたことを書き出すようにしています。左に「もの」、右に「こと」と決めておけば、自然と分類されて見やすさも保てます。

3.の理由を書いておくことも大切。気持ちがぶれそうになったときも、戻れるきっかけになります。

私の例をお伝えすると、クローゼット関係で、買わないものに「スカート」と書いています。
なぜ、買わないのか。その理由は、「コーディネートが難しいから」「スカート用のアイテムを増やすことになるから」「そもそもスカートが好きではなく、パンツの方が好きだから」。
このように理由もセットにしておくと、「欲しいかも」という気持ちが出てきたときにも「私には必要ないんだった」と冷静になれます。

引き算リストで起きる変化ーものと空間

引き算リスト作りを習慣にしていくと、買い物の仕方が変わります。

以前の私は、実店舗でもネットショップでも「何となく良さそうだから」「お得だから」と予定外のものを買うのが日常茶飯事でした。衝動的に買ったものは、ほとんどがなくても大丈夫なもの。余計なものをどんどん増やしてしまい、片付けも掃除も大変になっていました。

引き算リストを作ってからは、自分にとって要らないものと理由が明確に。買い物の基準ができたので、必要なものを、必要な分だけ買うようになりました。余計なものを買わない=ものが増えない。ものが少ないと家事も楽になり、すっきり暮らせるようになりました。

引き算リストで起きる変化ー心・行動と時間

引き算リストが整えてくれるのは、空間だけではありません。
やらないことを書き出す過程で、抱え込みすぎていたことや、無駄にしていた時間の使い方が見えてきます。それと同時に、「この時間があればこんなことができるはず」ということも浮かび上がり、大切にしたい時間や暮らし方も考えるようになります。

私自身、一番変化があったのは隙間時間の使い方です。引き算リストで自分と向き合う前までは、隙間時間には目的もなくSNSを見て浪費するようなことが多くありました。
でも、引き算リストのおかげで「意味もなく時間を潰すことをやめたい」、代わりに「お気に入りのお茶をゆっくり味わいたい」という希望が見えてきました。今では隙間時間にほっと一息ついて、心もリセットしています。

暮らしも心も軽やかにする習慣

引き算リストは、自分自身の内側を整理しながら、本当に欲しいものを鮮明にしてくれるツール。私にとって、暮らしと心を軽くして、自由を楽しむための土台になっています。

あなたもお気に入りのノートとペンを用意し、静かに自分と向き合いながら、引き算リストを作ってみませんか。

※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
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