コンパクトな1LDKでも伸び伸びと暮らす。ナチュラルインテリアでつくるおしゃれな部屋実例

1LDKの間取りのお部屋は、狭くてのびのびと暮らせない…と思ってしまいがちですが、工夫次第でぐっと居心地が良くなります。今回は、1LDKのお部屋をおしゃれで快適な空間にしている方から、コンパクトなお部屋のコーディネート術を学びます。
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「無機質」と「ナチュラル」がおしゃれに調和する空間

1LDK・28平米のお部屋で一人暮らしをするなつさん。洗練された無機質な内装の中にナチュラルな風合いのインテリアやグリーンを配置することで、それぞれの魅力がおしゃれに調和しています。
なつさんが大切にしているのは「色合いと余白」。メインの色をグレー・白・ベージュ系統の3色までにし、ローベッドやローテーブルなど、背の低い家具を選んでお部屋を広く見せる工夫をしています。1LDKでも圧迫感なく、心地よく過ごせる空間に。
なつさんのお部屋の魅力は、なんといってもショップのようにおしゃれな「見せる収納」。お気に入りの食器など、置いておくだけで映えるアイテムを上手くディスプレイしています。おしゃれなだけでなく、食器類が取り出しやすいのもポイント。
お部屋の中にはたくさんの植物を配置。無機質な内装ながらも、グリーンのナチュラルな表情が加わり、どこかあたたかみのある空間に仕上がっています。植物育成ライトを購入し、日当たりがあまりよくないこともスマートにカバー。

すっきりとした空間で作業もしやすい「ワークスペース」

ワークスペースは寝室の一角に。仕事や勉強のモチベーションがあがるような空間をつくっています。
自宅で仕事や勉強をする時間が長く、ワークスペースの家具は良いものを取り入れています。ホワイト×木目が爽やかなIDEE(イデー)のSTILT TABLE(スティルトテーブル)に、デザイン性も座り心地の良さも叶うイトーキの椅子をセレクトしています。
貰い物や思い出の品は除き「物数は少なく」を大切にしているなつさん。余白をつくることで、コンパクトな1LDKをできるだけ広く、圧迫感のない空間に仕上げています。

好きなものを厳選してつくったシンプルな空間

続いてご紹介するのは、42平米ほどの1LDKに一人暮らしをしているerikaさんのお部屋。お部屋のテーマは「のんびり×まったり×ゆるゆる」。好きなものだけを厳選することで、空間をシンプルにまとめています。マルニ60のテーブルや、ACTUS(アクタス)のラタンチェアなど、ナチュラルな温もり感のある家具を揃えています。
creemaでサイズオーダーしたオープンラックは、お部屋の間仕切りとしても活躍。さまざまな場所に配置換えをして楽しんでいるそうです。ナチュラルな木目×黒のアイアンがお部屋全体のアクセントに。
リビングのソファを手放したことで、マットの上でごろごろするスペースが誕生。冬にはこたつを出して、ぬくぬくとくつろげるコーナーになるとのこと。お部屋に馴染むくすみカラーで、あたたかさもおしゃれさも叶えています。
グレーを基調にしたベッドルーム。オレンジ系の色だった壁に自身でグレーの壁紙を貼り、インテリアに馴染む空間をつくっています。ベット脇にはリモートワーク用のデスクを配置。すっきりとした空間にデスクを配置することで、集中して作業ができそうです。

収納を活用して、見た目と使いやすさを両立

すっきり整えられた収納も、erikaさんのお部屋の魅力。キッチンには、無印良品のユニットシェルフや壁につけられる家具を取り付けて、見た目の美しさだけでなく使いやすさも叶えています。
食器類は、ユニットシェルフの奥行きに合うポリプロピレン整理ボックスを活用。麻のソフトボックスなどを使って生活感を上手くカバーし、ごちゃごちゃして見えがちなキッチンをすっきり見せています。
家具は腰高までのものを選び、ものを増やしすぎないよう「1つ増やしたら1つ手放す」をルールにお部屋づくりをしているerikaさん。自分の好きなものだけで生活ができるような工夫が、おしゃれですっきりとした空間をつくっています。

こだわりのヴィンテージ家具に囲まれた空間

最後にご紹介するのは、38平米ほどの1LDKにで二人暮らしをされている三浦さんのお部屋。ヴィンテージの家具や遊び心のある小物たちが彩る、おしゃれな空間が魅力です。LDKの広さは約10畳。ダイニングテーブルと一人がけのリラックスチェア、そしてラグを敷くことで、くつろぐスペースと食事をするスペースをゆるやかに分けています。
折りたたみもできるというダイニングテーブルは、栃木の「scales apartment」で購入したもの。ERCOL(アーコール)のスティックバックチェアや仁平古家具店で購入したスツールなど、さまざまなタイプの椅子が揃うことで、味のあるおしゃれな空間に仕上がっています。
テーブルの上のライトはルイス・ポールセンの「パンテラポータブル」。ペンダントライトは「PH5」。存在感がありながら、爽やかなホワイトがお部屋に優しく馴染みます。強すぎない繊細な光で、お部屋に奥行きも生まれます。
恵比寿にあるアンティークショップにて、店舗内装の入れ替えのタイミングで購入したリビングの棚。お部屋のグリーンとも相性の良い木の質感で、空間にすっきり馴染んでいます。ユニークな雑貨たちをおしゃれにディスプレイし、遊び心を感じられるコーナーに。
テレビボードとして使われている二つの棚は、それぞれ別の場所で購入したもの。テレビボードとして販売されているものを使うよりも生活感が抑えられ、洗練された印象になっています。

アイテム選びで広く見せる工夫も

さまざまなインテリアとの出逢いを大切にしている三浦さんならではのお部屋。おしゃれなだけでなく、足つきの家具を選ぶことで床が見える面積を多くしたり、部屋のコーナーに大きな観葉植物やアートを飾って、そこにスポットライトを合わせることで視線を集めたりと、コンパクトな空間をなるべく広く見せるための工夫も参考になります。
1LDKのお部屋で、おしゃれで快適な暮らしをしている方のアイデアをご紹介しました。コンパクトな空間でも「好き」を諦めない工夫で、理想の暮らしが叶うかもしれません。

photo / goodroom journal

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