空間をきりりと引き締めてくれる、市川岳人さんの奥ゆかしい木工作品

市川岳人さんの木工作品は、自然から生み出されたありのままの姿を敬う思いと、一挙一動に込めた確かな技術を感じます。そうしてつくられたフラワーベースや燭台は、同じく自然から生まれたものたちとおどろくほど調和し、より魅力的にみせてくれます。
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手しごと+自然がつくりだす芸術で生ま「市川岳人」さんの木工作品れる

市川岳人(いちかわたけひと)さんは、愛知県出身の木工作家。家具製作などを経て暮らしに関わるものづくりをはじめたのだそう。精巧にミニマルにつくられた、人間業とは思えない左右対称の作品たちは息をのむほどの美しさです。手しごとでつくられていることは言わずもがな、年月を経て生まれる木目や色味も千差万別。自然と手しごとが生み出す究極の一点ものです。
生まれ育った日本という国への愛情、
異国の地の文化や自然への憧れ、
長い年月を重ねた味わい深いものへの敬意、
はじめて見るような新しいものへの好奇心、


今まで見て、聴いて、触れて、感じてきた全ての経験が
私のものづくりの素となっています。


その経験をいかし、
みなさまの日々の暮らしが少しでも心地よくなるような
ものたちをつくっていけたらと思います。
出典:http://takehitoichikawa.com

静かに空間を引き立てるフラワーベースや燭台

ドライフラワーベース

チークの木を使った3サイズ展開のドライフラワーベース。シンプルな形で、すっと伸びる直線が美しいですね。水を入れての使用はできませんが、右の写真のような枝ものやドライしたお花を一輪さしで飾ると木の質感と調和してよい趣をつくってくれます。見過ごしてしまいそうな植物のささやかな美しさもそっと引き立ててくれることでしょう。

ドライフラワーベース(オニオン)

こちらはナラの木でつくられた、色味ところんとしたフォルムがまるで”たまねぎ”のようなフラワーベースです。単体で並んでいると素朴でかわいらしく見えますが、植物を飾るととたんにスタイリッシュに。どことなく日本らしい、情緒ある静かな余韻も感じますね。日本らしい植物や季節の植物を飾りたいひとしなです。

燭台

こちらはさまざまな形の燭台(しょくだい)。日本の厳かな雰囲気と西洋のアンティーク感が折衷したかのようなモダンなデザインです。シンプルなキャンドルはもちろん、ボタニカルキャンドルや淡い色のキャンドルも似合いそう。お気に入りスペースのディスプレイにはもちろん、もうすぐやってくるクリスマスに向けてひとつ置いておくだけで、ちょっと特別な雰囲気をつくってくれそうです。

作品の持つ確かな存在感に触れてみて

市川岳人さんの作品は、愛知県のお店を中心に東京やパリにも取り扱いがあるほか、全国各地で個展も不定期に開催しているそう。気になった方がいましたら、ぜひなめらかな質感や誠実なてしごとを直に見て触れてみてください。市川さんの手で生まれ変わった木の美しい作品たちに、きっと感動を覚えるはずですよ。

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