テンセル素材で温か&肌しっとり。冬の乾燥時期を乗り切る、肌ざわりよい優秀アイテム4選

“サステナブルな行動”のバトンをつなげていく、リレー連載企画「#TSUNAGU100」。今回はナチュラルな暮らしぶり投稿が人気の遥さん。エコかつ肌触りの良いテンセル素材を積極的に取り入れてるのだとか。冬でも快適だというテンセルの魅力とおすすめのアイテムをご紹介いただきました。
 

四季のある日本に最適素材テンセル

寒いのは苦手な私ですが、冬の冷たく澄んだ空気が鼻にスーッと抜ける感覚は好きです。
四季があり気温や気候の変化が大きい日本では、1年を通してたくさんのアパレル素材に触れる機会が多いのではないでしょうか。
私がアパレル販売員をしていた頃、四季折々の素材に触れることで季節の移り変わりを感じていました。

冬と言えば、ウール素材やカシミヤ、ファーなどの温かみのある素材を思い浮かべるかと思いますが、実は冬にも大活躍してくれるのがテンセル素材。

薄手生地のイメージが強いテンセル素材ですが、多機能を持っているからこそ、冬も快適に過ごすことができる万能素材なのです。
そして、テンセル素材は環境に配慮したエコ素材でもあります。

今回は冬こそ取り入れたいテンセル素材についてご紹介させていただきます。

テンセル素材の機能

私がテンセル素材に出会ったのはアパレルの販売員をしていた頃。
光沢があり、シルクのような柔らかさと滑らかさがありながらも、丈夫で洗濯も簡単。当時から万能な素材と思っていましたが、エコな素材と知ったのは最近のこと。

テンセル素材は、ユーカリなどの木材から作られるサステナブルな繊維。植物由来の繊維ならではである優しい肌触り、長続きする柔らかさ、色もちが良いなどの特徴があります。

暖房や厚着によって、カサカサ乾燥したり汗をかいてムレると、なにかと大変な冬。
そんな時にもおすすめの優秀な多機能素材でもあります。
吸湿・放湿性が高く、速乾性があるため、スポーツウェアや下着、寝具などにも多く使われていたり、直接肌に触れることで心地よさを感じられる素材のため、冬服でもテンセルとウール混のニットや、服の裏地として多く取り入れられています。

テンセル™️繊維には「テンセル™️リヨセル」と「テンセル™️モダール」の2種類があります。商品によって「テンセル」「リヨセル」「モダール」とタグ表記に違いがあることがありますが、いずれもテンセル™️素材です。

冬に大活躍のテンセルアイテム

私が愛用しているテンセル素材のアイテムたち、肌着やベビーグッズなど多数あるのですが、その中でも特に冬に活躍してくれる優秀アイテムをいくつか紹介させていただきます。

無印良品の厚手毛布

まず最初におすすめしたいのは、無印良品で販売されている「あたたかファイバー厚手毛布」。メディアでも多数取り上げられている冬に大活躍の優秀アイテム。

ユーカリから作られたテンセル(リヨセル)とポリエステルからできており、とても暖かい毛布でありながら、テンセル素材の機能によってムレにくいのが最大の特徴です。
ずっと触っていたくなるほどにフワフワで、触り心地はまるでうさぎの毛のよう。パジャマや肌にピタッと吸い付くような滑らかさがありながらも、静電気がおきにくいというテンセルの特徴のおかげで、布団から出る時も静電気が気にならないところもまた評価できるポイントです。

une nana coolのレギンスパンツ

次にご紹介するのは、私がよく着用しているアイテム。
ルームウェアやヨガをする時に活躍してくれているune nana cool(ウンナナクール)のレギンスパンツ。

しっとりと滑らかな肌触りで、肌が乾燥している冬でも直接触れたくなる着心地の良さ。伸縮性がある素材のため、リラックスしたい時こそ身につけたくなります。
室内では一枚で、外出時はズボンやスカートの下に忍ばせておくと保温性があって暖かい。そして放湿性がありムレにくいので、一枚あると冬を快適に過ごすことができます。

赤ちゃんの肌にも優しいテンセル素材

実は、肌触りの良さからベビーグッズにもよく使われるテンセル素材。肌着やベビー服だけでなく、伸縮性を活かして抱っこ紐に使われることも。

我が家には生後7ヶ月の息子がいるのですが、息子が愛用しているテンセル素材のベビーグッズを2つご紹介させていただきます。

PETIT BATEAUのロンパース

1つ目が PETIT BATEAU(プチバトー)のコットンリヨセルロンパース。
テンセルとコットンが混じった素材なのですが、サラッとしており、吸湿性・放湿性が高いため熱が体にこもりやすい赤ちゃんにピッタリ。
夏は1枚で、冬はインナーとして使用しています。汗をかいてもムレにくいので、年中使える優秀アイテムです。
また伸縮性があるので、じっとしてくれない赤ちゃんにも着せやすく助かっています。

敏感な肌の赤ちゃんだからこそ、肌に直接触れるベビーアイテムは、こだわりのある素材を選びたいですよね。

SMORbiの抱っこ紐

もう1つおすすめしたいベビーグッズは、SMORbi(スモルビ)の抱っこ紐。
抱っこ紐は赤ちゃんが舐めてしまう可能性があるため、安価なポリエステルではなく、自然由来でできたテンセル素材を採用しているそう。

また何度洗っても色落ちしづらく、伸縮性があり丈夫というテンセル素材だからこそ、毎日使え、汚れたら素材を気にせず何度でも洗えるのが大きな特徴。

サラッとしているので、こちらも熱がこもりやすい赤ちゃんにおすすめのアイテムです。

テンセルって実は「世界で最もエコな製法で作られた繊維」

環境に優しく、サステナブルなモノや暮らしを提案するTSUNAGU100の企画でテンセル素材をご紹介したのは、もちろんテンセル素材がエコな素材であるから。

私自身も、テンセル素材が環境に優しい製法で作られていると知ったのは去年のこと。
それから、積極的にテンセル素材を取り入れるようになりました。

テンセル素材はユーカリや木材(木材パルプ)を原料としています。
その木材パルプは、自然の森林を伐採するのではなく、人の手で管理されている森林から得ています。

その木材パルプを溶剤(再利用可能な溶剤)で溶かし、糸にしたものがテンセル。
土に埋めると分解され土に還ります。「世界で最もエコな製法で作られた繊維」と言われるのも頷けます。


肌に自然と触れたくなるテンセル素材。
冬にも大活躍してくれ、人や地球にも心地良いとなると、尚更取り入れてみたいと思われたのではないでしょうか。
ネットショッピングでお洋服を購入される際には、ぜひ欲しいアイテム名とともに「テンセル」で検索してみてください。
肌にも地球にも心地よいテンセル素材のアイテムが見つけられるはずです。
わたしから身近な人、そして地球へ。
みんなにいいコトが起きる「サステナブルな行動」をここからつなげよう!

“サステナブルな行動”をみんなで少しずつ暮らしに取り入れて、一人でも多くの人につなげていきたい、という思いを込めたリレー連載企画「#TSUNAGU100」。

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遥さんがバトンをつなぐ方は、整理収納アドバイザー佐々木奈美さんです!

Sheage特別企画「わたしもみんなも心地いい。サステナブルな暮らし方」
自分やみんなにやさしく、おしゃれ。だから始めたいサステナブルな暮らし方をご紹介します。

遥(@haru222._.s)


二児の母。サステナブルを取り入れたナチュラルな暮らしぶりや、オシャレな親子コーデなどの投稿が人気。


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