あなたのご近所にも訪れるかも?器が二つの旅をするAt Home Worksの企画展「旅と器と。」

陶芸家、林彩子さんが主宰する「At Home Works(アットホームワークス)」の器は、アートのようでありながら日常使いできるものがたくさん。そんな器たちが日本各地を旅するユニークな企画展が始まっていますよ!
 酒井 牧子

器が二つの旅をする、《彩る器》と《味わう器》

企画展のテーマは「旅と器と。」12月の下旬まで日本各地を移動しながら、器が二つの旅をします。一つは、器に触れてお気に入りが選べる展示販売《彩る器》。もう一つは、カフェなどのメニューがAt Home Worksの器で登場し、使い心地が体感できる《味わう器》です。陶芸家の作品展へ行くと、作品の湯飲みなどでお茶を出していただくことはありますが、料理やスイーツで“試し使い”できるのはめずらしいかもしれません。
会場は、《彩る器》、《味わう器》ともに、林さんのアトリエがある鎌倉を皮きりに、東京、京都、徳島、福岡などを旅します。

企画展を支えているのは、人と人とのご縁

林さんが企画展の“旅先”を決めた背景には、大切に紡いできたご縁の数々があります。
旅先で知り合った方が地元のギャラリーを紹介してくれたり、友人がショップオーナーに林さんの器をプレゼントしたことがきっかけになったり。
《彩る器》も《味わう器》も、人と人とのご縁がつながり、点と点が線になって実現したもの。「お互いにご縁を感じて“何かでご一緒したいですね”と言っていたものが今年集まった感じです」と、林さんは笑顔を見せます。

定番のほかに展示販売ならではの作品も!《彩る器》

展示販売《彩る器》に並ぶ器を少しだけご紹介します。
まず、マットな白をベースに色とりどりの釉薬が彩色された「ヌガー」シリーズ。その名のとおり、なんだか器そのものがおいしそうですね。
ほかには、鮮やかなブルーの器など、オンラインショップでは購入が難しいものも並んでいるのでお楽しみに。また、《味わう器》で使われている、「お家のお皿」と「カップ&ソーサー」などの定番もありますよ。
手作りだからこそ、形のゆらぎや色の重なりなど、同じ器は一つとしてありません。そして、使う人の手の大きさなどによっても自分に馴染む器は異なります。ぜひ、見るだけでなく、手に取ってお気に入りを見つけてください。

食べて飲んで、使い心地が体感できる《味わう器》

《味わう器》では、「お家のお皿」と「カップ&ソーサー」の2組を各お店で実際に使うことができます。
お店は、カフェを中心に、ドーナツ店や飲み屋さん、和パスタのお店などです。メニューはお店によって変わり、なかには期間限定のケーキやキッシュが登場するところも。どのお店のメニューも「旅と器と。」の企画を楽しんでいるのが伝わってくるようです。

「いつものおかずでも、盛り付けると幸せな気持ちになる」。「お料理を盛った時の余白が好き」。使った人たちから、そんな声が寄せられるAt Home Worksの器。
「当たり前のように日々に寄り添う器になれていたら嬉しいです」と話す林さんの、旅する器たちに会いに出かけてみてはいかがですか。

photo / At Home Works

At Home Works「旅と器と。」

http://www.utsuwato.com/

<At Home Works 前回の記事>
「At Home Works」の日常使いできるアートで、毎日の暮らしにぬくもりを

https://sheage.jp/article/1748

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