1300年続く歴史。大島紬を取り入れた「abcom design products.」のマスキングテープ

思わず集めたくなる色々な柄のマスキングテープ。その中でも、ちょっと珍しいアイテムを見つけました。鹿児島県・奄美大島の伝統柄がデザインされたマスキングテープは、手に取ると、思わずうっとりしてしまうほど。地元の方々の想いが詰まった、素敵なマスキングテープをご紹介します。
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南の島の小さなデザイン会社が立ち上げたブランド

「abcom design products.(アビコムデザインプロダクツ)」は奄美大島出身のオーナーさんが故郷に戻り、設立したデザイン会社。奄美大島らしさをモチーフにしたユニークなアイテムを全国へ届けています。
中でも、奄美大島の伝統工芸品である「大島紬」の代表的な柄を元にした靴下や雑貨は、一度目にしたら思わず惹きつけられるような魅力が。実はこの大島紬には1300年の歴史があり、ゴブラン織りや、ペルシャ絨毯に並ぶ「世界三大織物」と呼ばれているんです。
abcom design products.では大島紬の柄を現代風にアレンジし、少しポップなデザインとして使用されています。カラフルな柄で、どこか親やすさを感じますよね。

試行錯誤の末に完成。愛情たっぷりの大島紬のマスキングテープ

他には見ないデザインの、大島紬のデザインを取り入れた「紬POPマスキングテープ」。
「伝統工芸の大島紬を多くの人に知ってもらいたい。でも高価な大島紬製品や着物は、手を出すのにはハードルが高いと躊躇されそう…」という想いから、手軽に取り入れやすいマスキングテープを選んだそう。
奄美大島の伝統工芸を広めるキッカケ作りとして始まった商品化ですが、完成するまでには様々な苦労がありました。
実際の大島紬は緻密な柄のため、印刷面積が小さいマスキングテープでは柄が潰れてしまうという難点があります。大島紬らしさを残しつつ簡略化したデザインで、人々に愛されるようなポップでカラフルな柄に仕上げるまでに、試行錯誤を繰り返し、工夫の末に完成した「紬POPマスキングテープ」は、ずっと眺めていられるような美しいデザインです。

「紬POPマスキングテープ」は全部で4種類。カラフルでポップな柄の他にも、モノトーンデザインのものもあります。女性以外でも、文房具が好きな男性にプレゼントしても喜ばれそうですね。
美術館のミュージアムショップに置いてありそうな落ち着いたデザインも人気の秘訣です。

島の集落によって方言が違う?新作「五島地マスキングテープ」

2018年5月に発売したユニークな新作「奄美群島“五島地(ごとうち)”マスキングテープ 」にも注目を。奄美群島5つの島がモチーフになっています。
奄美群島はそれぞれの島でも方言が違うところが特徴。それを生かして各島の方言と代表するイメージのイラストが描かれた「方言マスキングテープ」と、島の形がデザインされたシンプルな「島型ドットマスキングテープ」の2種類、各5色ずつがあり、ラインナップも豊富です。

「南の島ならではの海はもちろん魅力ですが、都会とは一味違ったフォトジェニックな自然の風景がたくさんあります。その他、アマミノクロウサギやルリカケスという鳥などの、貴重な固有種が多く存在することでも有名です。」と、奄美大島の魅力を語る、代表の迫田さん。
「奄美群島“五島地(ごとうち)”マスキングテープ 」にも、クジラや亀、牛などの生物が可愛らしく描かれています。眺めていると、まるで旅行に行ったかのような楽しい気持ちになれそうですね。

photo / abcom design products.

abcom design products.

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