色を楽しむ暮らしを。福岡発「テキスタイル長尾」の大人可愛い上質リネンアイテム<前編>

カラフルな色を身に付けると自然と元気が出てくるもの。肌寒くなるこれからの季節に、あなたも色を身に着けて楽しんでみませんか。福岡にある、シンプルで上質なリネンやウール製品を展開する「テキスタイル長尾」には、大人が等身大で色を楽しむ暮らしのヒントがたくさんありました。
 伊野 奈緒美

北欧で培われた色彩感覚で暮らしに彩りを

学生時代から染織やテキスタイルを学び、北欧スウェーデンでもデザイナーとして活動されていた染織家で店主の長尾浩介さんとデザインを手掛ける奥様の佳子さんが営む「テキスタイル長尾」。福岡を拠点に、天然の染料と素材を使った作品を生み出しています。

福岡と言えば、博多織や久留米絣に代表される和の趣を感じさせる織物が有名です。しかしこちらのショップでは、カラフルでモダンな北欧テイストのリネンやウールのテキスタイルが目を惹きます。

店主は北欧から帰国後、日本ではきれいな色を身につけている人が少ないと感じたのだとか。もっと幅広い世代が暮らしのなかで色を楽しむことができたら…と、あえて福岡で北欧的な色彩のテキスタイルを提案するショップをスタートしました。北欧ならではの、曇りのない鮮やかな色を丁寧な手仕事で表現するテキスタイル。目が覚めるような美しい色合いや触れることでわかる、生地の柔らかさやハリ感。上質なアイテムと実感できる、まさに自分だけの「1点もの」がここにはあります。

使うことで良さを実感できるアイリッシュリネン

「テキスタイル長尾」で展開されている代表的なアイテムが『アイリッシュリネン』です。発色が良く、使うほどに風合いを増し自分らしい色や手触りに変化していきます。さらに春夏は熱がこもらず清涼感があり、秋冬は空気を含みあたたかいというのも嬉しいところ。実は年中活躍できる万能な素材なのです。

そんなリネンは、高度な技術を必要とする染織によって生まれます。染織は、まるで自然と対話をするように作業が進みます。天気や温度・湿度なども影響し色合いが変わるため、使用する糸を見極め、生地によって染める色を決めていくのです。ここで生きてくるのが、店主がスウェーデンで培った洗練された色彩感覚。思わず可愛い!と声にでてしまうような大人が可愛いと思える上品な配色は、「テキスタイル長尾」のプロダクトいずれにも共通しています。手染めや手織りなど丁寧に手仕事を積み重ねて生み出されるテキスタイルは、ひとつとして同じものはありません。

自分へのご褒美にひとつずつ揃えたいリネン小物

丁寧な手仕事の連続で生み出されるリネンは、暮らしの身近なアイテムにかたちを変えて私たちを楽しませてくれます。例えばキッチンや食卓をぱっと華やかにしてくれる山帽子デザインのキッチンミトン(写真左)は、両手鍋の取っ手に付けておくと見た目も可愛く持ち運びにも便利。

とても軽くさらりとした履き心地のバブーシュ(右)は、縫製に確かな技術を持つ国内工場でつくられたもの。上質なリネンを活かすのにふさわしい技術とのコラボレーションによって、大人の女性がときめくアイテムに仕上げています。自分へのご褒美や大切な人へのスペシャルなプレゼントに、ひとつずつ揃えたくなるリネン小物がいっぱいです。

山帽子キッチンミトン 2,160円(税込)
リネンのバブーシュ 3,780円(税込)

上質なリネンこそ日常使いで良さを実感して

触れるたび使うのがもったいないと思ってしまうほど上質感のあるリネンアイテムですが、「使うことでその良さを実感できる」と長尾さんは語ります。吸水性が高く、使い込むほどに手に馴染む、そして自分らしい色になっていくなど、リネンは暮らしのなかでこそ、その良さが実感できます。

色が褪せてきたら染め直せるのも、テキスタイル長尾のリネンならではの魅力。上質なものを普段使いしてその良さを実感する、それこそが真の豊かな暮らしと言えるのではないでしょうか。

次回は、「テキスタイル長尾」のもうひとつの代表的なテキスタイルである『アイスダンディックウール』をご紹介します。これからの時期にぴったりですよ。どうぞお楽しみに。
※画像は取材時のものです。2017年11月18日より館内1Fへ移転予定です。

photo / テキスタイル長尾、naomi.spring

テキスタイル長尾
福岡市博多区下川端町3-1-1F

http://ori-nagao.com/

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