組み合わせは数万通り!オリジナルノートがつくれる「HININE NOTE(ハイナインノート)」<前編>

今年も残すところあとわずか。新年に向けて新調したいものはありますか。お箸、タオル、財布……?プライベートでもビジネスでも幅広く使えるノートはいかがでしょう。好みでパーツが選べるオリジナルノートのお店をご紹介します。
 酒井 牧子

一つひとつのパーツを組み合わせて自分だけのノートをつくる

小田急線の代々木八幡駅から歩くこと5分ほど。白い壁が目を引くビルの1階に「HININE NOTE」はあります。オープンしたのは2016年の2月。建物の道路側がガラス張りということもあって、道行く人からの注目度も高いお店です。

店内に入ってみると、壁面にノートのパーツが入った引き出しがずらり。ノートは、表紙や中の紙だけでなく、綴じ部分のリングやテープ、留め具のゴムバンドなど、いくつかのパーツの組み合せからなります。
HININE NOTEでは、表紙だけで40種類、「本文」と呼ばれる中の紙は29種類、留め具の一つであるゴムは22色もそろっています。その組み合わせは数万通り以上!世界に一冊だけのオリジナルノートがつくれるというわけです。

運営元はおしゃれな印刷屋さん。“箱もの”の販売も

HININE NOTE は、印刷会社「HININE」が手掛けるもの。 HININEのノート屋さんといったところでしょうか。店内の奥はパーテーションで仕切られ、その向こうでHININEの皆さんが仕事をしています。
お客さんがセレクトに迷った時や混雑している時は、店員さんに加えて、スタッフの皆さんがフォローしてくれるので安心ですよ。

HININEは、カタログや名刺といった一般的な印刷物だけでなく、紙製のペン立てやボックスなど、デスク周りで活躍する“箱もの”の印刷も行っています。店内では販売もされているのでチェックしてみてくださいね。
「印刷屋ということで、紙を使ったお店をやってみたかったんです」と話すのは、スタッフの飯田 綾さん。お客さまは女性の割合が高いそうで、「ご近所の方や文房具好きの方がよくいらっしゃいます。プレゼント用にノートをつくる方がとても多いんですよ」とのことです。

シンプルだからこそ使い方はあなた次第

近年は、スマホでスケジュール管理をしたり、メモを取ったりという人がめずらしくありません。一方で、趣味やライフスタイルに合わせて、自由に毎日のできごとや記録を書き残す手帳が人気を集めています。
「使う人の興味に特化したものが求められているのかもしれませんね。紙はなくなってほしくないものですし、私自身、手書きや紙の手触りが好きです。データとは違って形で残るノートは思い入れも違ってくると思います」と飯田さん。
HININE NOTEのノートは、日付が印刷されていないシンプルなものなので、自由度が高い使い方ができます。取材中には、「来年の手帳用にノートをつくりに来ました」という女性も。パーツの種類が多いためセレクトに迷っていましたが、その姿もどこか楽しそうでした。

お店のご紹介をした<前編>に続き、<後編>では実際にノートをつくる工程をご紹介します。お楽しみに!

photo / キムラ ミハル

HININE NOTE
住所:東京都渋谷区上原1-3-5 SK代々木ビル1F HININE Inc.内
電話:03-6407-0819
営業時間:13:00頃~20:00

http://hininenote.jp/

※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
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