毛玉だらけの服をリセット！ニットやコートの正しい毛玉ケアと持っておきたい道具3選

冬服に毛玉ができたときのお手入れ方法を紹介してくれるのは、東急ハンズのインテリアバイヤー、田中さんです。
そもそも、毛玉がなぜできてしまうのかから教えていただきました。

「ニットなどの表面の毛羽立ちが徐々に絡まり、そして重ね着などで摩擦や静電気が起こることで毛玉になります」（田中さん、以下同）

一度できたものはもうほどけないので、専用のブラシや毛玉取り器などで取り除くしかないのだとか。
「よくやってしまいがちですが、引っ張るのは厳禁です！繊維を傷つけるだけなので気をつけてくださいね」

今回はブラシでの毛玉の取り方を紹介してもらいます。

田中さんがおすすめするアイテムが、「ハンズオリジナル 洗濯塾の毛玉取りブラシ」。外側には黒い猪毛、内側には白い豚毛が使われているブラシです。

ハードな猪毛は手強い毛玉をしっかり絡め取り、ソフトな豚毛は柔らかな毛玉をキャッチしながら繊維を整えてくれるのだそう。毛の先端は毛玉がよく引っかかるよう傘状になっており、グリップは使いやすい角度で握ることができるつくり。集めた毛をブラシから取るための専用ブラシクリーナーも付属しています。

東急ハンズオリジナル　洗濯塾の毛玉取りブラシ
2,200円（税込）

それでは、毛玉取りブラシでニットの毛玉を取る方法を見せてもらいましょう。

1.　服を平らな場所に置きます。
2.　片手で押さえながら、毛の流れに沿ってブラッシングします。

「毛の流れに沿って」というのが、基本でありポイントとのこと。「流れの向きと逆にかけると引っかかってしまうことがあるので、必ず確認することが重要です。力を入れ過ぎないことが大事で、最初はやさしく、様子を見ながら部分的に強く、という感じですね」

写真でビフォー＆アフターを見比べてみてください。アフターでは毛玉も毛羽立ちもほとんど見えなくなり、しっかりキレイになっていることがわかります。これなら次に着るときにもうれしい気持ちになれますね。

ブラシは少しかけただけでしたが、毛がたくさん付いていました。その毛は付属のブラシクリーナーで取り除けるので、毎回キレイな状態にリセットして使うことができます。

毛玉取り用アイテムには、ほかにもさまざまな種類があります。

写真の「衣類にやさしい毛玉取りブラシ」は、表面の毛玉のみを絡め取るので衣類の繊維を傷めにくく、素早く処理できるブラシ。3種類のエッジを毛玉の状態に合わせて使い分けられるのが大きな特徴で、リントブラシ付きできれいに仕上げられるのも魅力です。

ハンズオリジナル 洗濯塾 衣類にやさしい毛玉取りブラシ
1,980円（税込）
※グレーはハンズオリジナルカラーです

「毛玉とるとる」は、電動（乾電池式）の毛玉カッターです。大型刃とダイヤモンド研磨で素早く静かに毛玉をカットでき、生地との間にすき間をつくる「ふわふわガード」で服の質感も損なわれないすぐれもの。こちらは毛足の長さに合わせて高・中・低を切り替えられ、強さもcareとpowerの2モードを選べます。服を着た状態でも使えるので、出かける前に気付いた毛玉もサッと取り除けるのが便利です。

ハンズオリジナル 毛玉とるとる
2,178円（税込）
※ブラック×グレーはハンズオリジナルカラーです

毛玉のケア方法とおすすめのアイテムをご紹介しました。これで、毛玉ができてしまっても正しい方法で取り除くことができますね。
ただし、毛玉取りはやればやるほどよいというものではないそう。毛玉を取ることで繊維を傷つけることにもなるので、かけ過ぎには注意が必要です。

東急ハンズには、コートやニットのホコリを取り除きつつ、毛並みを整えて毛玉を防止してくれる洋服ブラシもあります。田中さんによると、脱いだら見えないホコリを取り、繊維を整えるよう都度軽くブラッシングすることと、その後数日休ませてあげることも服を長持ちさせる秘訣なのだとか。
お気に入りの服をこの先もずっと着続けられるよう、適切なケアを習慣にしていきたいですね。

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