色の組み合わせや刺繍が楽しい。「青空鞄」が作る春色の帆布トートバッグ

「青空鞄」は、国産の帆布や麻、本革などを使ってバッグやポーチなどを製作しています。作り手は、幼い頃から、編み物が得意なお母様の隣で裁縫を楽しんでいたという鞄作家さん。就職して初めての賞与で、質の高いミシンとして世界的にも知られる「JUKI」のミシンを購入するほどものづくりが好きな方です。

お子さんが成長して手が掛からなくなってから、鞄の製作を開始。それ以来、発色が美しい帆布などの生地に、刻印を入れた革のハンドルやベルトを付けたり、刺繍を施したりと、ほかとはちょっと違う味わいや個性が感じられるバッグを生み出しています。

「生地の色や手触り、刺繍する糸の質感などを吟味し、素朴でいい雰囲気が出るように。また、手にする方に明るい気持ちになっていただきたいので、素材はきれいな色味を選び、もしも外装がシックな色なら内袋を鮮やかな色を選ぶようにしています。どの部分を見てもがっかりしてしまうようなことがないように、一つひとつの作業を丁寧にすることは、ずっと心がけていることです。」（青空鞄）

そんなふうに心を込めて作られるバッグは、青空を眺めたときのように、気分を晴れやかにしてくれそうです。

黄色の帆布とナチュラルな生成り色の帆布を使ったトートバッグ。どこか懐かしさを感じるたんぽぽのような黄色が春にぴったりです。2つの帆布の間には、ざっくりとした風合いの生成り色の麻素材が挟まれていて、質感の違いが楽しめます。

約2mmの厚みがある牛ヌメ革を銅製リベットで留めた、しっかりとした作り。マグネットホック開閉で、裏地には上記と同じ生成り色の麻素材を使用しています。横幅と深さがしっかりあり、A4サイズの書類も収納可能。中が2つに分割された大きな内ポケットがひとつあり、スマートフォンやパスケースなどを入れられます。習い事や図書館などへのお出かけに使いやすいバッグです。

春の鞄
10,000円（税込）

続いては、パリッとした質感の黄緑色の倉敷帆布と、アンティーク加工を施した柔らかな水色の帆布のバッグ。青空と草原のような爽やかな色の組み合わせが目を引きます。そしてもうひとつの大きな特徴は、ハンドルのサイドにあるヌメ革ベルト。こちらを真鍮のギボシで留めることで開閉する、ちょっと珍しいデザインです。

こちらも、肩から提げられる長さのハンドルが銅のリベットで固定されています。A4サイズを横にして入れられる大きさで、内ポケットは4つ。革ベルトにきちんと感があるので、カジュアルな服装で通勤できる方は仕事用バッグにも使えそう。

黄緑色と水色の鞄 ヌメ革ベルト
12,800円（税込）

こちらのバッグは、ウォッシュ加工によりクタッと柔らかくなった帆布生地に、赤・青（ターコイズブルー）・白の綿糸で刺繍が施されています。刺繍のポコポコとした立体感もポイントです。まわりをパッと明るくしてくれるような柑橘色と円を描いた刺繍模様から、私は太陽をイメージしました。持つたびに元気を与えてくれそうなバッグです。

こちらもA4サイズが入る容量があり、内ポケットが2つあります。裏地はブラウンの帆布生地で、温かみのある印象にまとまっています。

刺繍入り 蜜柑色の鞄
15,000円（税込）

帆布生地2色を使い、さらに刺繍を入れたアイテムも。こちらは手に持ったときは三角形に近い形になり、床に置くと四角くなる、そんな形の変化がおもしろいバッグです。大人っぽい葡萄色とカーキグレーの組み合わせに、上のバッグと同じく赤・青・白の刺繍が添えられ、明るさが加わっています。

持ち手が幅広で、荷物が多くても肩が痛くなりにくい仕様。内側に中が2分割されたポケットがひとつあります。裏地は目を引くターコイズブルーの生地で、チラリとのぞいたときにおしゃれです。

葡萄色とカーキグレーの三角鞄
15,000円（税込）

ご紹介したバッグは受注制作品で、お届けまでに3週間ほど掛かるとのこと。ちょっと待ち時間がありますが、届いて手に取ったとき、そのきれいな色や手仕事の温かみが伝わる作りに、より心が浮き立つはず。
ほかにもさまざまな色や形のバッグと、帆布や刺繍生地を使ったポーチがありますよ。iichiやCreemaにて購入が可能なので、気になる方はぜひサイトをチェックしてみてください。