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水の柱に浮かぶ植物。素材の美しさを最大限に引き出す花器「shallows」

まるで水の柱に植物が浮いているように見える花器「shallows」。素材の美しさを最大限に引き出すよう考え抜かれたデザインは、植物だけでなく、周りの景色までも美しく見せてくれます。凛とした空気を纏った上質な花器を、貴方の暮らしに取り入れてみませんか。

水の柱に浮かぶ植物。素材の美しさを最大限に引き出す花器「shallows」

シンプルながらも奥行きのあるデザイン

「CRITIBA Design+Direction(クリチーバ)」のプロダクト

デザイナー坂下和長氏が率いる「CRITIBA Design+Direction(クリチーバ)」は、インテリアをはじめとした様々なプロダクトを手がけるデザインチームです。
モノの本質とモノが置かれる空間や環境などを広い視野で捉えデザインされたプロダクトは、道具としての力強さと風景としての美しさを兼ね備え、周りに溶け込みながらも確かな存在感が感じられます。

数あるプロダクトの中でも特にご紹介したいのが、植物を生けた姿が息を呑むほど美しい花器「shallows」です。

水の柱に浮かぶ植物

水の柱に植物が浮いているように見える花器「shallows」

皿の上に立ち上がる水の柱とその中央にすっと伸びる植物。どこまでが花器で、どこからが水なのか。植物は何に支えられ、どこに存在しているのか。
思わず目を奪われるこちらが、shallowsです。

いったいこの花器、どのような構造になっているのでしょうか。

水の柱に植物が浮いているように見える花器「shallows」3種

shallowsはクリスタルの削り出しによって制作されています。中心に直径2cmほどの植物を挿すための穴が開いており、上部は縁から穴にかけてなだらかなすり鉢状になっていて、その部分にも水が溜まる仕組み。

水の柱に植物が浮いているように見える花器「shallows」に水を注いだ様子

中央の穴に水を注ぎいれ、すり鉢部にも水を満たすと、表面張力でわずかに盛り上がった水面が花器の縁を覆い隠し、水と花器の境目がなくなったかのように見えます。すると花器の存在感は消え、そこに残るのは水の柱と植物だけのような不思議な錯覚に陥ります。
植物と水、花器の3要素が一体となることでshallowsのデザインは完成するのです。

水の柱に植物が浮いているように見える花器「shallows」3種に花を生けたところ

離れた場所から見ると生けられた植物の存在感が際立ち、近づいてみると水の表面張力の美しさに惹きつけられます。
花器の置かれた空間や見る人の視点によって、植物・水・花器のそれぞれが、主役から脇役、脇役から主役へと変化します。互いの美しさを引き立てあうバランスが考え抜かれたデザインに、溜め息を出さずにはいられません。

演出したい空間をイメージして選んで

水の柱に植物が浮いているように見える花器「shallows」4種

サイズは全部で4種類。背の高いグリーンや切花は高さのあるタイプに生ければスタイリッシュな印象に。直径の広いタイプは何気ない草花を飾るだけでも、一つのアート作品のようです。
shallowsはインテリアショップ「CIBONE」などの取扱店で購入できます。是非間近で、その魅力に触れてみてくださいね。

写真左から
φ70mm H160mm 34,000円
φ150mm H60mm 46,000円
φ75mm H90mm 29,000円
φ100mm H120mm 38,000円
※すべて税抜

周囲の空気も変える風格

水の柱に植物が浮いているように見える花器「shallows」と女性

シンプルでありながら、素材そのものの美しさを最大限に引き出すshallows。そこにあるだけで、周囲が凛とした空気に包まれ、見ている者の姿勢まで正してくれるような風格すら感じさせます。
身近に置けば、自分の生活や身の回りの環境を見つめなおしたくなり、自然と丁寧な暮らしへと近づけるかもしれませんよ。

photo / CRITIBA Design+Direction

「CRITIBA Design+Direction(クリチーバ)」のロゴ

CRITIBA Design+Direction

http://critiba.com

この記事を書いた人

カナ 東京の下町生まれ。これまでファッションや美術の分野に携わってきました。自分の手で物を作るのが大好き。現在はアクセサリー作家として活動中。人の手のぬくもりを感...

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