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やさしい色合いに、心が穏やかになっていく。藤本咲さんの色ガラスのブローチ

ガラス作家の藤本咲さんが作るブローチは、水彩画のような淡い色で柔らかな印象のものばかり。心地よく感じられる色の組み合わせを大切にしているというアクセサリーは、昔見た思い出の景色に重なるようなやさしさに満ちています。

やさしい色合いに、心が穏やかになっていく。藤本咲さんの色ガラスのブローチ

色の組み合わせから感じる心地よさ

ガラス作家、藤本咲さんの水彩画のような模様が入った小皿

キルンワークという技法を用い、器やアクセサリーを制作する作家の藤本咲さん。ベースになる板ガラスにパウダー状の色ガラスを乗せて、上から透明の板ガラスを重ね、窯で加熱することで一枚の色ガラスを作ります。それをカットしたものを、心地よいと感じられる色合わせを意識しながら組み合わせていくことで、独特な色味の模様が生み出されるのです。

ガラス作家、藤本咲さんの水彩画のような色合いの様々なガラスブローチ2

「ガラスの色が、手に取ってくれた方の記憶を呼び起こすきっかけになったら良いなと思っています」と語る藤本さん。まるで水彩画のような柔らかな色の組み合わせは、昔見た景色や楽しい記憶がよみがえってくるような美しさです。早速、いくつかのブローチを見てみましょう。

さまざまな形と色から、イメージが広がるブローチ

ガラス作家、藤本咲さんの六角形と四角のブローチ

棒状のガラスを繋ぎ合わせて作られたブローチ。
写真左の明るいカラーが並ぶ六角形のブローチは、夏の海やプールで遊んだ時の記憶をもとに作られたもの。確かに、浮き輪が連想されて、楽しい気持ちになりますね。
長短のラインが組み合わさった四角形は、落ち着いたグリーンや赤みがかったブラウンが田舎の田んぼやあぜ道を思い起こさせ、どこか懐かしく、やさしい気持ちになります。

ガラス作家、藤本咲さんの曲線や直線のブローチ

シンプルな棒状のブローチもあります。
イエローとグリーンの組み合わせはパイナップルの色味に似ていて、みずみずしいフルーツや野菜を思い起させます。
レッドとブルーは、夕焼けに染まる空と、それとは対極の真っ青な空のよう。
あなたも色や形から広がる想像を楽しんでみてはいかがでしょうか。

シンプルな服装のポイントに

ガラス作家、藤本咲さんのブローチをシャツに合わせた様子

ブローチ自体は淡い色合いですが、少し大きめのサイズなので存在感があり、装いのポイントになります。シンプルなシャツやTシャツとも好相性。ひとつもっておけばさまざまなコーディネートに合わせて楽しめますよ。多角形とライン状のものなど、複数を組み合わせて身に着けてもおしゃれです。

あなたのお気に入りの色を見つけて

ガラス作家、藤本咲さんの水彩画のような色合いの様々なガラスブローチ3

藤本さんのブローチは、横浜赤レンガ倉庫内にあるファッション雑貨店「Emarble」にて購入することができます。また、ギャラリーを備えた複合文化施設「Spiral」のオンラインストアでは、ブローチ以外にピアスやイヤリング、ヘアゴムも販売中。夏の終わり頃には、新作をiichiにアップする予定とのことです。
柔らかなガラスの色に心惹かれた方は、ぜひ店舗やオンラインストアのぞいてみてください。

photo / 藤本咲

この記事を書いた人

ゆりか 東京生まれ、静岡育ち、横浜在住。文章を書く仕事への夢を諦めきれず、商社勤務から転職しました。想いを込めて作られたものや長年受け継がれてきたものなどに心惹かれ...

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※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
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