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暮らしを豊かにしてくれるアイテムに出合える。台東区鳥越の「SyuRo」

日用品は毎日のように使い、目にするものだからこそ、デザインや質は、そのままその人の暮らしぶりに直結します。だからこそ、上質なものを厳選して使いたいですよね。今回は、使うだけで、部屋に置くだけで、暮らしを豊かにしてくれる、生活用品のブランドとショップ「SyuRo(シュロ)」をご紹介します。

暮らしを豊かにしてくれるアイテムに出合える。台東区鳥越の「SyuRo」

居心地のいい空間づくりのヒントを求めて

台東区鳥越の「SyuRo」の代表、宇南山(うなやま)加子さん

雑誌のインテリア特集などを見ていて「素敵だな」と思う暮らしをしている人たちの部屋には、独特の空気が流れていると感じることがあります。どうやったら、あんな素敵な雰囲気になるのだろう?と思っていたところ、出合ったのが「SyuRo(シュロ)」。
生活日用品などのプロダクトや、企画、ディレクション、さらに空間ディスプレイや店舗のスタイリングを行うデザイン会社で、社名と同じ名前のブランドや、セレクトショップも展開しています。
鳥越という下町の住宅街にあるセレクトショップSyuRoを初めて訪れたとき、その空間の居心地のよさに溜め息が出ました。
空間を居心地よく、それでいておしゃれにするにはどうしたらいいのか。SyuRoの魅力の秘密がどこにあるのかを、代表の宇南山(うなやま)加子さんに伺ってみました。

空間を意識したもの作り

台東区鳥越の「SyuRo」のブリキ缶

宇南山さんが生まれ育ったのは職人の町、台東区・鳥越。しかし、さまざまな物が安価に手に入るようになった近年、職人が活躍する場は減少。そんな中、宇南山さんは、職人技の素晴らしさを多くの人に伝え、残していくために、同社を設立。SyuRoのフィルターを通して、五感に訴える、さまざまな日用品を生み出しています。

たとえば、SyuRoがデザインし、台東区のお茶缶工場で製造しているブリキ缶。お茶やコーヒー豆などの保存、ちょっとした小物入れにもほどよいサイズ。一見、シンプルすぎるくらい余計な装飾のないデザインですが、温かみを感じるから不思議です。
それもそのはず、SyuRoが目指すのは、かっこよくて気取ったものではなく、かっこよくてあたたかいもの。
宇南山さんは、以前勤務していた照明会社を退職後、インテリアショップで偶然見かけた、花を生けていた人に「アシスタントにしてください」と声をかけて弟子入りしたそう。

「その人が桜の枝を生けた瞬間、空間が一気に和んだのがとても印象的だったんです。花を生ける仕事では、花を空間の一部としてとらえ、枝の長さ、花瓶の水の量など、全体のバランスについて学ばせてもらいました」と宇南山さん。
こうした経験を通して、ただ並べて売るだけのものではなく、まわりの空気感も含めてお客様が喜んでくれるようなもの作りをこころがけているのだそうです。

クールなのに温かい?食器シリーズ「炻器(せっき)」

台東区鳥越の「SyuRo」の「炻器(せっき)」1

SyuRoを代表するプロダクトのひとつが「炻器(せっき)」という器のシリーズ。
スタイリッシュかつクールなデザインで石のように硬いのに、焼き物特有のぬくもりがあるのが特徴です。
プレートとボウルのほか、深すぎず、浅すぎず、さまざまな使い方ができるディーププレートが最近になって加わりました。サイズも豊富で、各サイズともグレー、黒、白の3色を展開。
「このお皿は何用、などと決めてしまわずに、自由な発想で使っていただけるようなデザインにしました」と宇南山さん。

台東区鳥越の「SyuRo」の「炻器(せっき)」2

たとえば、高さのあるSMサイズのボウルとSSサイズのプレートの組み合わせ。ボウルの下にプレートを敷いてカップ&ソーサーとして使うこともできますが、ボウルの上にソーサーを載せれば、蕎麦猪口と薬味皿として使うことも。
日用品でありながら計算しつくされた美しいフォルムのプレートは、料理を盛り付けるだけでなく、アクセサリー置きとして使っても、部屋のアクセントになりそうですね。

12種類のアロマをブレンドした香りが人気のスキンケアシリーズ

台東区鳥越の「SyuRo」のスキンケアシリーズ「Vann Vesi Vand(ヴァン ヴェッシ ヴァンド)」

次にご紹介するのは、女性も男性も使えるスキンケアシリーズ「Vann Vesi Vand(ヴァン ヴェッシ ヴァンド)」。「Vann」はフィンランド語、「Vesi」はノルウェー語、「Vand」はデンマーク語でそれぞれ「水」を表す単語。「水のように寄り添って、水のように邪魔されず、水のように癒やされる存在でありたい」という思いが込められています。
オーストラリアのオーガニック認証を取得している成分で作られているので、肌に優しく子どもから大人まで誰でも安心して使うことができます。
12種類のアロマオイルをブレンドして作った香りは、装飾的ではなく、心が落ち着くような、優しさに満ちた自然なもの。
フェイシャルトナーやクリームなどのスキンケアグッズから、シャンプーやボディウォッシュまで、幅広いラインナップ。私は「オーガニック フェイシャルオイル」を購入しましたが、べたつかず、塗った瞬間にすっと肌に浸透していくのがわかります。花粉症のせいで荒れた肌がしっとりした上、優しい香りに包まれて、優雅な気分になれるのもいいですね。

豊かな暮らしのヒントが見つかるショップへ

台東区鳥越の「SyuRo」店内写真2

SyuRoのショップでは、ご紹介したようなオリジナル商品の他、宇南山さんがセレクトした作家もののアイテムなども販売しています。いろいろなものが置いてあるのに、店内は統一感があって、居心地がよくとても素敵です。

「店にあるものは自分が美しいと思うもの、家にこれがあったら暮らしが豊かになるだろうなと思うものを選んでいます。特に、素材感は大切にしていますね。ガラスはガラスのまま、鉄は鉄、木は木のまま。加工したとしても、金属が変色した自然の色だったり、木にオイルを塗ったりしたもの。プラスチックなどの合成素材や、過剰な塗装をしているものはほとんど扱っていません」と、宇南山さん。
暮らしを豊かにするための美しい空間づくりのヒントを探しに、SyuRoに行ってみませんか。

photo / カオリーヌ/ブリキ缶画像はSyuRo提供

東京都台東区鳥越1-16-5
営業時間:12:00~19:00
定休日:日曜・祝日不定休※第一日曜日は営業

http://www.syuro.info/

この記事を書いた人

カオリーヌ 女性情報誌、グルメ系雑誌などでライターとして執筆。そのほか、文芸小説の編集も担当。担当作品が山本周五郎賞の最終候補作品にノミネートされる。プライベートでは、...

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