会員登録

ログイン

  • Facebook
  • Twitter
  • Sheage公式インスタグラム
  • インテリア・生活雑貨
  • ファッション
  • アクセサリー
  • コスメ・ビューティー
  • グルメ・食
  • アート・カルチャー
  • 旅行・お出かけ
  • ライフスタイル

王室が惚れ込んだ『ヘレンド展 皇妃エリザベートが愛したハンガリーの名窯』

王室が惚れ込んだ『ヘレンド展 皇妃エリザベートが愛したハンガリーの名窯』

現在、パナソニック汐留ミュージアムで開催されている『ヘレンド展 皇妃エリザベートが愛したハンガリーの名窯』。時代の変化に柔軟に対応しながらも、世代を超えて継承され、現在も製造されている、ヨーロッパの名窯ヘレンドの歩みをたどる本展覧会をご紹介します。

名窯ヘレンド、190年の歩み

パナソニック汐留ミュージアム「ヘレンド展」の様子1

ヘレンドとは、ハンガリーの首都・ブダペストから南西の静かな村にある磁器製作所。1826年に創設されてから、今日に至るまでハンガリーを代表する高級磁器窯として高い評価を得ています。

現在、パナソニック汐留ミュージアムで開催中の『ヘレンド展 皇妃エリザベートが愛したハンガリーの名窯』では、開窯初期からの希少な逸品から、バロックやロココといった伝統的な様式を踏襲した名品、中国や日本の陶磁器に学んだ東洋風の作品群、そして現代の製品までおよそ230点を展示。ヘレンドの190年余りの歴史を歩みながら、磁器の世界に浸ることができます。

華やかで東洋的な磁器

パナソニック汐留ミュージアム「ヘレンド展」の様子2

ヘレンド磁器製作所の前身は、1826年に創設されたクリームウェア製陶所。クリームウェアとはヨーロッパで最初に大量生産された上質な陶器で、ハンガリーでは上流階級の家庭の食器として使われていました。
ヘレンドの発展のきっかけとなった人物が、モール・フィシェルです。彼は非凡な芸術的才能とビジネスセンスで、今日まで続くヘレンドの名声の礎を築きました。貴族や裕福な市民が所有していた磁器セットの補充や、貴族の家に伝わる逸品の複製を担い、技術を向上。国際的な博覧会へ積極的に参加し、優れた製品を出品することで、大きな注目を浴びました。

そんなモール・フィシェル時代を支えた多彩な名品は、東洋の磁器をお手本にして制作されたものだったそうです。19世紀半ばのヨーロッパにおいて、中国の磁器は最高品質とされ、透明感や薄い質感、軽やかな筆使いの絵付けなど賛美の的でした。ヘレンドも中国と日本の陶磁器を複製するなかで、多種多様な東洋のモチーフを装飾のバリエーションとして修得していきます。

最高峰の装飾技術による夢の共演

色絵金彩「ヴィクトリア」文ティーセット 1850年頃 ヘレンド磁器美術館蔵

モール・フィシェル引退後も、東洋と欧州の様々な陶磁器から学んで独自の発展を遂げていくヘレンド。ヘレンドを代表する精巧な透彫りが施された「ウエールズ」文、絵柄の新鮮さと愛らしさでヴィクトリア女王の目に止まった「ヴィクトリア」文(写真上)など、多数の個性的な文様を生み出しました。19世紀末にはカーネション、ザクロ、チューリップなど民族的な装飾様式が、20世紀冒頭にはこれまでの作品とは一線を画すアール・ヌーヴォー調の小規模なコレクションが発表されます。

第二次世界大戦後、ハンガリーが共産圏に入ったことで国有化されますが、1990年代に再び民営化。現在もヘレンドの独創性と多様性はより豊かなものへと発展し、魅力的な名品を生み出し続けています。

画像:色絵金彩「ヴィクトリア」文ティーセット 1850年頃 ヘレンド磁器美術館蔵

世代を超えて愛される磁器を、是非会場で

パナソニック汐留ミュージアム「ヘレンド展」の様子3

会期中には、ゲストを招いた記念講演だけでなく、学芸員によるギャラリートーク、また、連動特別企画としてテーブル・コーディネートの特別展示やティー・テイスティンングイベントなども開催。そして“お皿の日”とした「0」のつく日には、先着250名様にオリジナルの「ぬりえ」がプレゼントされます。

ヘレンドの歴史を辿ってみると、時代の変化に柔軟に対応しながらも、世代を超えて継承された最高の技術と品質を守ることはもちろん、技術革新に挑戦し続けていることに気づきます。是非会場に足を運んで、ヘレンド190年余りの歴史と、優雅で華やかな磁器の世界をご堪能ください。

メインビジュアル:色絵金彩「皇帝」文コーヒーセット 1860年頃 ブダペスト国立工芸美術館蔵

photo / 新麻記子

『ヘレンド展 皇妃エリザベートが愛したハンガリーの名窯』

会期:1月13日(土)~3月21日(水)
会場:パナソニック 汐留ミュージアム
時間:午前10時より午後6時まで(ご入館は午後5時30分まで)
休館:水曜日(ただし3月21日は開館)

https://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/18/180113/index.html

※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
内容について運営スタッフに連絡

素敵だなと思ったらぜひシェアを