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ゴーギャンの映画が満を持して公開!『ゴーギャン タヒチ、楽園への旅』

ゴーギャンの映画が満を持して公開!『ゴーギャン タヒチ、楽園への旅』

19世紀フランスではじまった“後期印象派”の一人であり、作品のモチーフに異国情緒と神秘を持ち込んだ異才の画家、ポール・ゴーギャン。ゴーギャン生誕170周年を記念して制作された映画が、現在公開中です。愛と苦悩の日々を描いた本作品『ゴーギャン タヒチ、楽園への旅』をご紹介します。
 

パリとは全く異なるタヒチに渡ったゴーギャン

1891年パリ。画家として名をなしながらも作品が売れずに行き場を失っていたゴーギャンは、新たな絵画制作の場をフランス領タヒチに求め、最愛の妻と娘と別れて、一人旅立ちます。
その土地に魅了されたゴーギャンは、のちにゴーギャンのミューズとしてモデルにもなる、“野生の美”の輝きを放つ娘・テフラと出会い、結婚します。テフラを“原始のイヴ”とみたてた作品を描くなど、タヒチで新たなインスピレーションを得ながら創作活動を続けていきますが、すぐに資金難になってしまい、楽園のような生活も貧窮を極めることにー。

野生動物のようなカッセルの演技

『ゴーギャン タヒチ、楽園への旅』ゴーギャン役のヴァンサン・カッセル

実在の偉人をモチーフにした映画にとって一番肝心なのはキャスティングですが、本作品でゴーギャンを演じるのはヴァンサン・カッセル。「ブラック・スワン」、「美女と野獣」などの多彩な作品に出演し、深みのある演技で観客を魅了し続ける俳優の野生動物染みた演技に注目です。
何かを見つけようとして寿命をすり減らす芸術家の狂気を、ゴーギャンに似せて顔中を髭で覆い、近代文明を捨てた野蛮さを身にまとった、カッセルの“瞳の演技”が的確に表現しています。
 

“熱帯のアトリエ”における愛と苦悩

『ゴーギャン タヒチ、楽園への旅』タヒチでの愛と苦悩の日々

芸術華やかなりし19世紀フランスに誕生した“後期印象派”には、ゴーギャンの他にゴッホやセザンヌなどの天才たちがいますが、ゴーギャンはその中でもひときわ野生を切望し、作品のモチーフに異国情緒と神秘を持ち込んだ異才。
 
『ゴーギャン タヒチ、楽園への旅』の物語のベースは、ゴーギャンの最初のタヒチ滞在後に自らが執筆した『ノア・ノア』という虚実入り混じったファンタジックな紀行エッセイ。家族を捨てるようにして南の島タヒチに渡ったゴーギャンが、現地で出会った“原始のイヴ”をモデルに異国情緒たっぷりな作品スタイルを生み出すさまや、“熱帯のアトリエ”における愛と苦悩の日々が描かれます。
スクリーンを通して、ゴーギャンの傑作絵画『イア・オラナ・マリア(マリア礼賛)』、『マナオ・トゥパパウ(死霊は見守る、死霊が見ている)』などの誕生シーンを垣間見れるのも嬉しいですね。
アートに対して高尚なイメージを持っている方にこそ、ぜひ劇場に足を運び、見ていただきたい作品です。観終わった後はきっとアートを身近に感じられるはずですよ。

photo / (C)MOVE MOVIE - STUDIOCANAL - NJJ ENTERTAINMENT

『ゴーギャン タヒチ、楽園への旅』

1/27(土)よりBunkamuraル・シネマ、HTC有楽町、シネマカリテ他全国順次
ゴーギャン生誕170周年 ヴァンサン・カッセル主演作
監督:エドゥアルド・デルック
出演:バンサン・カッセルポール、ツイー・アダムス、マリック・ジディ、プア・タウ・ヒクティニ
配給:プレシディオ

http://gauguin-film.com

※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
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