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新しい年こそ、綺麗な靴で。その道のプロに聞いた「レザーブーツ」のお手入れ術

「オシャレは足元から」という言葉があるように、靴はけっこう人から見られているものです。とくにレザーブーツは、痛みや汚れが目立ちやすいもの。そこで東急ハンズ新宿店で活躍するシューケアのプロ・藤田康雄さんに、より長く美しく保つためのメンテナンス法を伺いました。

新しい年こそ、綺麗な靴で。その道のプロに聞いた「レザーブーツ」のお手入れ術

やわらかい馬毛のブラシで、全体をブラッシング

ブーツの表面の汚れを綺麗にしている様子

まずは、ブーツの表面についたホコリや汚れを落としていきます。「靴の内側から外側へとホコリや汚れを払うイメージでブラッシングしていくのがポイント」と藤田さん(以下同)。

シュークリーナーを使って、表面をクレンジング

クリーナー液でブーツを手入れしているところ

クリーナー液を使って、革の表面についている汚れや古いワックス、クリームなどを取り除いていきます。藤田さんによると、「クリーナー液は100円玉ひとつぶんくらいの分量を布に染み込ませればOK。つけすぎると、ツヤが出にくくなるので気をつけてください」とのこと。ちなみに、使用する布は古着のTシャツなどでじゅうぶんだそう。

すっぴんの靴に乳化性クリームを塗って、革に栄養補給

ブーツにクリームを馴染ませている様子

スキンケアにたとえるなら、乳化性クリームは化粧水や美容液のようなもの。適量を布に染み込ませ、円を描くイメージで靴全体にしっかりクリームをなじませていきます。「クリームは、革と同色のものを使用すること。栄養補給のほか、擦り傷などを目立たなくする効果も得られます。また、パンツへのクリームの色移りを気にされるなら、パンツの裾がかかる靴の側面などには透明のクリームを使うといいでしょう」。

豚毛のブラシでクリームをなじませ、クロスでツヤ出し

ブーツをブラッシングしているところ

クリームを塗った靴を数分置いて栄養を革に浸透させたら、最後は豚毛のブラシでブラッシングを。栄養分をより革に浸透させると同時に、余分なクリームを飛ばしていきます。最後にグローブクロスで全体を磨けば、ツヤが出てピカピカに!「豚毛のブラシを使わず、いきなりクロスで磨いてしまう方も多いのですが、それは大きな間違い。クリームの栄養分が布に奪われてしまい、効果が半減してしまうのです」。手間を惜しまず、豚毛のブラシでじっくり栄養分を浸透させるよう心がけて。

定期的なメンテナンスで、お気に入りの一足といつまでも!

ブーツのケアアイテム

お気に入りの一足と長く付き合っていくためには、定期的なメンテナンスが必要不可欠。「1ヵ月に1回くらいはシュークリーナーによるクレンジングや、シュークリームによる栄養補給をしてあげましょう」。また、靴を長持ちさせるためには、1日履いたら2日休ませてあげるのがいいのだとか。「休ませるときは、必ずシューキーパーを入れて保管すること。革靴のアッパーに入りがちなシワを伸ばして、靴を美しい状態に保ってくれます。天然素材のものを選べば、吸湿効果や脱臭効果も期待できるでしょう」。

【今回使用したお手入れグッズ】
左から「M.モゥブレィ プロホースブラシ」(1,296円/税込)
「コロンブス×東急ハンズ シュークリーナー」(1296円/税込)
「コロンブス×東急ハンズ シュークリーム(ブラック/ニュートラル)」(各972円/税込)
「コロンブス×東急ハンズ クリーニングブラシ(馬毛)」(2862円/税込)
「ドイツブラシ ブリストル黒(540円/税込)
「BRIN 靴手入れ仕上げミット(2枚入)」(432円/税込)

photo / 前田洋一

<取材協力>
東急ハンズ新宿店/藤田康雄さん
1983年、東急ハンズに入社。
30年以上前に靴磨きに開眼、現在はシューケアのプロとして新宿店で活躍している。

東急ハンズ新宿店

http://shinjuku.tokyu-hands.co.jp/

この記事を書いた人

佐野勝大 中年の編集者・ライター。フード取材が苦手で、蕎麦の名店で自分で擦るわさびが出てきた際、「この枝は何ですか?」と真顔で質問して店主に絶句されたのは遠い日の夏の...

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※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
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