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3ステップで家中の文房具を整理!2018年は書けないペンでイライラしない

整理収納アドバイザーが、見落としがちな文房具の整理の仕方を解説します。ペン立ての中のメーカー名入りのボールペン、通信講座の先生でもないのに山ほどある赤ペン、蛍光ペンの色がピンクばかりなど…なぜ?いつのまに?買った覚えはないのに増え、なおかつ整理するきっかけのない文房具。この機会に総点検しましょう。

3ステップで家中の文房具を整理!2018年は書けないペンでイライラしない

自分で選んだアイテム以外は、必要性を考えてみましょう

知らぬ間に増える文房具photo: Africa Studio/Shutterstock.com

買った覚えはないのに、家の中に増えがちな文房具。あなたは、自分が何本のボールペンを持っているか、シャーペンは何本あるか、蛍光ペンは何色が何本あるかを把握していますか?

ペン一本一本はとても小さく、一本増えたところで物が増えたとは感じにくいでしょう。逆に、一本減らしたときの減った感覚も感じにくいものです。ですが、文房具に限らず外から入ってくる物は、自分で意識して整理しない限りずっと家の中に居座り続けます。特に外でもらってしまいがちで実用品でもある文房具はその筆頭です。

お部屋が整理された状況を保つには、物の増減に敏感な感覚を持っておくことが重要です。そしてそのためには、「これは本当に必要か?」と疑問に思う感度を上げることが重要。ペン一本でも見逃さない感覚を養うのです。

「書ける=必要」ではない!持ちすぎ文房具を見つける3ステップ

3ステップで文房具を整理収納しよう

【STEP1】準備

必要なもの:ゴミ袋2枚以上、保留用の箱(保留用の箱にはゴミ袋をセット)、マジック、いらない紙

以上を用意したら、家中の文房具を集め、書く道具・切る道具・消す道具・貼る道具、といった具合に用途別にざっと分類ます。保留箱には半年後の日付を書いおき、その日までに必要にならなければ処分します。

【STEP2】使えないもの、古くて劣化したものを取り除く

集めた物の中から使えない物、古くて劣化したものを取り除きます。例えば書く物なら以下のようなチェックポイントを参考に選択してください。

・インクはきれていないか
・書き味にストレスはないか(掠れやインクの出過ぎなど)
・グリップは劣化していないか

切る道具・消す道具・貼る道具も、劣化がないか確認します。特に糊やボンドは乾燥したり分離したりと、開けてからの変質が早いアイテムです。消しゴムはゴムの劣化により、消しているはずが逆に汚れを紙に伸ばしてしまうこともありますね。

【STEP3】「今必要な物を持つ」という考え方を身につける

破損品を取り除いて、使用可能なものが残ったと思います。しかし、使える物イコール必要な物とは限りません。絵を描かず塗り絵もしない人が色鉛筆やカラーペンをたくさん持っている必要はありません。また、学生の頃から捨てずに仕舞ってあるポスターカラーを、社会人になってから使う機会はあったでしょうか(そもそも使用可能な状態ですか?)。

自分の職業やライフスタイルでは、この文具を使うシチュエーションがあるのか、というところから残った本数が適正量かを考えてみましょう。

その方法として、用途ごとに最もお気に入りの文具を配置してみることをおすすめします。手帳に刺す一本、持ち歩きの三色ボールペン等具体的に考えてください。使用頻度が低い物(糊やカッター、ガムテープ等)は文具入れというくくりでも十分です。お気に入りの度合いの強い文房具から配置して、配属先が決まらなかった物は、残念ながら今は必要ない物です。

ペンの中にはインクを替えれば使える物もあるでしょう。でも本当に、レフィルを買って入れ替えるでしょうか。今まで替えて使わなかったのは、何か理由がありませんか?この機会に使いたいと思い直したペンのインクは一週間以内に買い替えましょう。どうしても迷った物は保留箱へ入れます。

インクをすぐ変えるほどでもない(もしくは壊れている)が思い出の品である、と言う場合は、使用しないがとっておきたい思い出ボックスなどを作り、大切に保管しましょう。

※コツ:予備は「今の文房具を使い終わったら出す」を徹底する

ペンや糊・ガムテープなどの消耗品は、使用頻度によっては予備の用意が必要ですが、その管理方法にもコツがあります。各場所に配置した使用中の文房具と並行して使わず、必ず“予備として入れる場所”を作ることです。これはとても大切なポイントです。“今使っているものを使い終わったら出す”を徹底しましょう。そして、適正なストックの量を知るため、消耗スピードを意識するようにしましょう。

消耗品の中で、気に入っているが今すぐに使う先がない物は、この“予備”に入れておくと良いでしょう。

なぜこれを選んだの?に答えられる物選びのススメ

お気に入りの文房具を長く使うphoto:関根つかさ

私が働き始めたとき、10代の頃からお世話になっている税理士さんに「大人になったらきちんとした万年筆を持ちなさい」と言われました。「人前でさっと、自分の癖が染み付いた万年筆を出してサインができるように」と。結局万年筆は使いこなせずボールペンに落ち着きましたが、私なりに厳選した数本を持つことができました。

家で仕事中に使う『ジェットストリームFシリーズ』、外出時ペンケースに入れる『LAMY Swift』、手帳のペンホルダーに刺している『LAMY 2000』の3本です。

LAMY 2000はジェットストリームプライムの替え芯が使えるので今はそのインクを使っています。若干グリップが太めなので、手帳カバーをオーダーする際ペンホルダーをペンの径に合わせて出し入れしやすいサイズにしてもらいました。LAMY Swiftは女性らしいシャンパンゴールドが気に入って買った物。LAMYのインクが当時使っていた手帳の裏に染みてしまったので、芯はPILOT BLG-7に変更しています。

どれも気に入って持っているので、これから運命の出会いが無い限り、壊れても同じ商品を買い換えるつもりです。一本一本が好きで愛着があると、“なんとなくペンを増やす”ということがなくなります。このことが、物の量を一定に保つことにはとても大切なのです。

パリで整理収納レッスン「Atelier YOROZU」
整理収納アドバイザー関根つかさのお片付けレッスン。スカイプレッスンも受付中。

http://yorozu.fr/

この記事を書いた人

関根 つかさ パリ在住、整理収納アドバイザー。片付けレッスンのかたわら、着物レンタル、イベント業、webサイト作成と幅広く請け負うなんでも屋。気に入ったものだけに囲まれた『散...

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