和室の上手な使い方って?古い部屋でもおしゃれに見せる部屋作りアイデア【北欧風、ナチュラルetc.】
- 公開:2024.8.8
- ライフスタイル
和室付きの賃貸物件や団地は、懐かしい雰囲気が魅力である反面、スタイリッシュな部屋作りは難しいと感じる方もいるかもしれません。ですが、和のテイストにとらわれずに自分らしいスタイルでインテリアを楽しんでいる方もいます。今回は、和室を上手に活用したインテリアの3つの実例をご紹介します。
レトロな雰囲気を楽しむ、ナチュラルな1LDK
1人目は、35平米の1LDKに暮らすRIKOさん。キッチンとリビングのアール開口が印象的な物件で、木製のボックスや籠などを置いた、ナチュラルで柔らかな印象のインテリアを楽しんでいます。
家具を少なめに。明るい日差しのなかでリラックスできる和室
和室は寝室兼作業スペース。低めのベッドのほかに木製の机、北欧風のペーパーコードチェアなどを置いたゆとりのある空間です。畳の色が均等に変化していくように、頻繁に模様替えをしているそう。家具が多くないので、配置換えも手軽に行えます。
照明は、吹きガラス作家・安土草多さんのペンダントライトに。和室にも北欧テイストの家具にも合うアイテムで、夏は涼しげに、冬は温かく見えるのもお気に入りなのだとか。
2面採光で、天気のよい日中はとくに明るく感じられる和室は、畳に寝そべるのも気持ちよい場所。デスクを使うよりも、床に座って読書をして過ごすことが多いと言います。
リビングはお気に入りに囲まれてくつろぐスペース
日が落ちた後、多くの時間を過ごすのはリビング。木製のボックスを並べて籠や器などを収納してあり、蚤の市や旅先で集めてきたお気に入りを眺められる場所です。
趣味のアイテムを散りばめた、和洋ミックスの2K
続いては、28平米の2Kに住む初音さん。温かみを感じる空間で暮らしたいと、実家にもあった和室付きの物件を探して見つけたこの部屋で、音楽や茶道などさまざまな趣味のアイテムに囲まれて過ごしています。
アートや茶道…趣味のアイテムを思いっきり楽しむ和室
和室は寝室にしていますが、畳んだ布団に寄りかかって本を読んだり、習い事の茶道をしたりと、多目的に使う場所。インテリアは、和の雰囲気を残しつつも、それにとどまらない和洋折衷のテイストに。
部屋に個性を加えているのが、植物やアートなど。取り外した襖も隠すのではなく、好みの色の壁紙を貼ってディスプレイのひとつにしています。斬新ですが、すぐに真似できそうなアイデアです。
仏間にも壁紙を貼り、茶道の道具を中心としたディスプレイコーナーに。掛け軸代わりにポスターを貼ったり、花を生けたりと、使い道がいろいろあってどんどんお気に入りのスペースになっているそう。
モダンな洋室も、和洋のテイストをミックス
パソコンなどの作業スペースにしている洋室は、白い壁と淡いグレーの床がスタイリッシュ。そんなモダンな空間には、流線型のフォルムとビビッドなカラーが目を引くバントンチェアや、和紙を使った照明などを組み合わせています。和室と同じく、和と洋が入り混じる楽しい空間です。
温かみのある、北欧風シンプルインテリアの1LDK
最後にご紹介するのは、リノベーションされた築50年の物件の25平米・1LDKに暮らすsachiさん。レトロな磨りガラスの窓やアコーディオンカーテンなども残る部屋は、北欧風の家具を並べてナチュラルかつシンプルに仕上げています。ポイントに、こけしなどの好きな民芸品を飾っています。
落ち着いて過ごせる、白が基調のシンプルな和室
和室は寝室とパソコン作業用のスペース。照明を無印良品のペンダントライトに付け替え、それに合わせたホワイトベースの落ち着いたインテリアにしています。低めのベッドフレームとマットレスは、布団に近い感覚で眠ることができるアイテム。
部屋の角の壁に向かって集中できる位置に、パソコン用のデスクを設置。白い天板とナチュラルな木目の脚が、部屋のすっきりとした和モダンな雰囲気をアップしています。
クローゼット付きの和室には全身鏡もあります。IKEAのシンプルなFREBRO(フレブロー)を、ホッチキスで留められる壁掛けフック「壁美人」を使って固定。床に置くタイプではないので、省スペースですっきりとした印象をキープできます。
ベージュが基調のリビング・ダイニングでゆったり
北欧風の家具を置いたベージュカラーが基調のリビング・ダイニングでは、ペーパーコードチェアに座って読書をしたり、テレビを観たり。和室とは色味が少し異なる空間になっていて、気持ちを切り替えて過ごすことができそうです。
和のテイストにとらわれず、自分らしく使うインテリア
レトロな雰囲気の家具や小物でまとめたり、和洋折衷のアイテムを集めたりして、思い思いに過ごせる和室のインテリア。みなさんも参考にして、自分らしく楽しめる部屋を作ってみてはいかがでしょうか。
新しい部屋で、はじめよう。goodroom journal
sachi(@___sachi.room)